セミを網で捕まえるコツは、止まっている姿を見つけ、後ろ側から網をそっと近づけて、最後にさっとかぶせること。 網に入ったら口を返し、袋を折って出口をふさぎます。
最初は、鳴き声がいちばん近い木の、幹の低い所から。子どもが網を構えたまま無理なく届く高さの一匹を探します。声のする木を見つける役と、網を使う役を分ければ、親子で一緒に挑戦できます。
鳴き声のする木で、セミの姿を見つけよう
鳴き声が近くなったら立ち止まり、幹の低い所から上へ目を動かします。声がする辺りだけを見て見つからないときは、立つ位置を少し横へ変えてみます。幹と似た色の羽でも、斜めから見ると輪郭が分かることがあります。

一匹を見つけても、網を持ち上げ続けるのが大変な高さなら、別の幹も見てみます。初めは近くで狙えるセミの方が、網の向きや動かす速さを試しやすくなります。
親が先に見つけたら、「あの木の枝分かれした下」と目印で伝えます。子どもが姿を見つけてから、網をどちらから近づけるか一緒に考えてみてください。
セミを網で捕まえる4つの手順
1.セミの背後から、網をゆっくり近づける
止まっている向きを見て、頭の正面から大きく網を振るのではなく、後ろ側からそっと近づけます。子どもの手元より、網の先がどこにあるかを一緒に見ましょう。
届かせようと背伸びするより、網を構えたまま立てる位置で狙います。道路へ飛んだセミは追わず、木のある方で次の一匹を探します。
2.最後にさっとかぶせ、セミを袋の中へ入れる
網の口の内側へセミが入るように、幹へかぶせます。枠でセミを押さえつけず、袋の中に包む動きです。太い木では幹と枠の間にすき間ができるため、入った後の動作まで続けます。
3.網の口を返し、袋を折って出口をふさぐ
セミが幹から離れて袋の中へ入ったら、手首を返して口を下向きにし、袋が枠にかぶさるようにします。口を上へ向けたまま「捕れた!」と止まると、そこから飛び出してしまいます。
まだ木につかまっているときは、入ったと思って網を引っ張らず、セミの位置を見てください。最初は親が手首を返す動きを見せて、次は子どもの番です。
4.虫かごへは、親子で入口を合わせて移す
親が虫かごを用意し、網の袋のうちセミがいる部分を入口へ寄せます。セミの居場所を確認しながら、袋を緩めて中へ移します。脚や羽が網に掛かっていたら、引っ張らずに網を緩めて外します。
窓が小さく袋を寄せにくい場合は、ふた全体を開けられるケースを使うと移しやすくなります。三晃商会クリーンケースSSなら、移した後も透明な側面から眺められます。
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フタに通気孔がある透明ケース。保護者が運び、日陰で短く観察する用途に。リュックに入れるときは虫を出してからにします。
セミ取りに使う網は、届く長さと動かしやすさで選ぶ
低い幹の一匹を狙うなら、ファンキーズ1号 KAT-20BKがおすすめです。全長約39〜86cm、口径約19.5cmで、縮めて持ち運べます。高い枝まで届く網ではないので、子どもが構えて届く所で使います。
出発前に一度伸ばして、伸縮部と縫い目を見ておきます。大きな網との比較は子ども用虫取り網の選び方へ。
捕まえた姿を運びながら見たい子には、スライド窓付きの虫とりこぞう SD-200を紹介します。窓とふたの両方を空の状態で試しておくと、移すときの役割を決められます。ほかの虫かごとの違いは虫かごの選び方で比べられます。
逃げられたら、近づき方と網の口を見直そう
セミが飛んだら、まず目で行き先を追います。止まった木が分かれば、また近くから探せます。分からなくなったら、もう一度鳴き声を聞いて探します。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 逃げられた場面 | 次に試す工夫 |
|---|---|
| 網を近づけたところで飛んだ | 近づける速さを落とし、後ろ側から狙い直す |
| かぶせたつもりで外にいた | 枠のどこへセミを入れるか、子どもの位置から見る |
| 網に入ったのに飛び出した | 袋へ入ったら口を返す動きを、続けて試す |
| 高い所へ逃げた | 低い幹の別の一匹を探し、近い距離で練習する |
何度か逃げられても、親がすぐ網を取り上げず、「次もやってみる?」と任せてみます。休むときには親の番にして、子どもに見つけ役をお願いするのも楽しい交代です。
初めてのセミ取りに、自分の網と虫かごを
低い幹を狙う小型の伸縮網と、捕まえた一匹を近くで見られる虫かごを紹介します。
おすすめの理由: 小型で持ち歩きやすい伸縮網。チャーム楽天市場店の掲載例は全長約39〜86cm、口径約19.5cmです。徒歩や自転車で出かける日の候補になります。
選ぶときに見る所: 販売店により寸法の表記が異なります。購入先の本数と、縮めた長さ・伸ばした長さを確かめてください。丈夫さを優先するなら別のタイプも比べ、届いたら子どもと短い状態から試してみましょう。
おすすめの理由: スライド式の窓と肩掛けベルトがある虫かご。約22.5×12.3×15.3cm、約240gで、子どもが肩に掛けて持ち歩くのにおすすめです。
選ぶときに見る所: 出かける前に、空の状態で窓とふたの開け閉めを子どもと試しておきましょう。
捕まえたセミの羽を、図鑑と見比べよう
セミが虫かごの中で落ち着いたら、まず羽の色を見ます。アブラゼミの羽は茶色。別のセミなら、透けて見える羽や体の模様にも目が向きます。
「さっき鳴いていたのは、どのセミだろう」と、小学館の図鑑NEO POCKET「昆虫」などの写真を見比べてみてください。一匹を近くで見ておくと、次に木に止まっている姿も探しやすくなります。
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見つけた虫をその場で調べる一冊に。自分用の図鑑とノートを並べると、写真とスケッチを見比べながら記録できます。
鳴き声、オスとメス、食べ物や寿命が気になったら、セミの観察ガイドへ。セミは木の汁を吸うため、家庭で食事を用意して長く飼うのは難しい虫です。その場で体や動きを見たら、捕まえた木につかまらせます。
自分の網で捕まえた一匹が、次の夏の話になる
初めて捕まえたときは、図鑑を開く前に「捕れたね」と一緒に喜びたいところです。羽の色が気になったら調べる、もう一度捕まえたければ次の木へ向かう。どちらへ進むかは、その日の子どもが選べます。
次にセミの声を聞いたとき、「去年はこの辺で捕まえたね」と話せるかもしれません。網を返す動きや見つけた木を覚えていたら、今度は子どもの作戦で探してみてください。
セミの捕まえ方でよくある質問
セミ取りは、どんな高さから始めるとよいですか?
子どもが両足をつけ、網を構えたまま届く幹から始めます。近い一匹なら、網の口へ入れる動きと、入った後に口を返す動きを試しやすくなります。
網に入ったのに逃げるのはなぜですか?
網の口が開いたままだと、そこから飛び出せます。セミが袋に入ったら手首を返し、袋を枠にかぶせて出口をふさぎます。まだ幹につかまっていないかも見てください。
捕まえたセミは家で飼えますか?
木の汁を吸う食べ方に合う環境が必要で、家庭で長く飼うのは難しいです。まずその場で羽や体、鳴き方を見て、木につかまらせます。食べ方や寿命はセミの観察ガイドで詳しく紹介しています。






