クワガタを探すなら、クヌギやコナラなどの樹液が出る木で、幹の表面からくぼみへ目を移してみましょう。 黒い背中が樹皮にまぎれていることがあります。木の正面を見たら、通り過ぎる前に裏側へも回ってみてください。
見つけたら、頭と羽の間にある胸の横をそっと持ってケースへ移します。大あごの形や体の厚みを、親子で近くから見比べられます。
クワガタはどんな木で探す?
最初の目印は、樹液で濡れた部分です。クヌギやコナラの木でも樹液が出ていないことはあるので、木の名前だけでなく、幹の様子を見ます。
- 樹液の周りを見る。 集まっている虫の中に、平たい黒い体がないか探す。
- 幹の裏側へ回る。 表から見えなかった虫や樹液がないか見る。
- くぼみや幹の分かれ目を見る。 暗がりに大あごや脚が見えないか、少し角度を変えてのぞく。
- 根元の見える部分も見る。 足元に落ちた虫を踏まないよう、立ち位置を変えながら探す。
親子で同じ所を見つめ続けるより、片方が樹液、もう片方が幹の裏側を見ると探す範囲が広がります。倒木の表面などに姿が見えたときも、近づいて確かめます。
深い穴へ指を差し込む必要はありません。外から見える所を探し、奥に隠れたら別の木を回ってからもう一度見に来ます。樹液にスズメバチがいる木は離れて、次の木を探します。
クワガタ採集の時間は、昼の下見と夜の探索で考える
身近なコクワガタは夜に活動し、クヌギやコナラの樹液へ集まります。昼間は、虫が出ているかに加えて、樹液のある木やくぼみを見つけておく時間にできます。
早朝も、明るい中で幹を探せる時間です。まず近くの木を覚え、同じ木を違う時間に見てみましょう。種類や地域によって、成虫が見られる時期も違います。
夜に行く日は利用時間を調べ、昼間に歩いた道を親子でたどります。時間帯の比較はカブトムシ採集の朝と夜、灯りの使い分けは夜の虫取りライトも参考になります。
見つけたクワガタを捕まえる手順
最初は親が、どこを持つのか見せてみましょう。クワガタの体は、前から大あご、頭、胸、羽に覆われた部分と続いています。
- ケースのふたを開け、すぐそばに用意する。
- 頭と羽の間にある胸の左右を、後ろ側からそっと指でつまむ。
- 木にしがみついているときは引っ張り続けず、脚が離れるのを待つ。
- ケースの低い位置まで運び、脚を底や足場につけてから指を離す。
胸の横を持つ方法は、都立公園のパークレンジャーの遊び方ガイドでも紹介されています。大あごの前へ指を出したり、脚だけをつまんだりせず、持つ位置を一緒に確かめてください。
「やってみたい」と言ったら、親がケースを受け持ち、子どもに持つ役を任せます。まだ手を出しにくければ、先にケースへ移して近くで眺めるところからでも始められます。
採集に持っていきたい虫かごとライト
アイリスオーヤマ「虫とりこぞう SD-200」は、スライド窓と肩掛けベルトのある虫かごです。重さは約240gです。子どもが窓を開け、親がクワガタを入れる、と役割を分けやすい形です。
出かける前に窓とふたを開閉し、横から見える面を確かめておきます。寸法や向く使い方は虫かごの選び方にまとめています。
夜なら、親用にGENTOS CP-131Dを選べます。電池込み約85g、単3電池1本で使うヘッドライトです。両手を空けて持ち方を見せられます。赤色灯はなく、頭に着けて使うライトです。
置いてじっくり眺めるなら、透明な三晃商会クリーンケースSSもおすすめです。別々の個体を見比べるときはケースを分ければ、あごや脚を追いやすくなります。
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フタに通気孔がある透明ケース。保護者が運び、日陰で短く観察する用途に。リュックに入れるときは虫を出してからにします。
クワガタ探しの虫かごと灯り
自分で開ける虫かごと、親が両手を使えるライト。採集する場面に合わせて選びましょう。
おすすめの理由: スライド式の窓と肩掛けベルトがある虫かご。約22.5×12.3×15.3cm、約240gで、子どもが肩に掛けて持ち歩くのにおすすめです。
選ぶときに見る所: 出かける前に、空の状態で窓とふたの開け閉めを子どもと試しておきましょう。
おすすめの理由: 単3電池1本、電池込み約85g。両手を空けて歩き、虫かごや撮影にも使う大人の灯りに。
選ぶときに見る所: High200/Eco70ルーメンで、赤色灯はありません。頭に着けて使うライトなので、手で持って照らしたいときは手持ちライトを合わせます。
大あごの形から、図鑑で種類を探してみよう
まず「曲がっている」「細長い」「内側に歯がある」と、見えた形を言葉にしてみます。すぐに名前が分からなくても、その特徴から図鑑の写真を探せます。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 比べる所 | 見ると面白いところ |
|---|---|
| 大あごの輪郭 | まっすぐに見える? 弓のように曲がっている? |
| 内側の歯 | 大きな歯がどこにある? 小さな歯も並んでいる? |
| 背中と体の厚み | 黒っぽい? 茶色っぽい? 横から見ると平たい? |
| 体とあごの大きさ | 図鑑の大きいオスと、小さいオスはどう違う? |
あごが小さいからメス、とだけでは決められません。 たとえばコクワガタでは、小型のオスもあごが小さく、内側の歯がないことがあります。図鑑の大きなオス一枚だけでなく、小さいオスやメスの写真も見比べると調べやすくなります。
子ども用の一冊なら、小学館の図鑑NEO POCKET「昆虫」など、持ち歩ける図鑑を選べます。実物で気になった所を、帰ってから大きな写真で確かめるのも楽しい時間です。
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見つけた虫をその場で調べる一冊に。自分用の図鑑とノートを並べると、写真とスケッチを見比べながら記録できます。
家でも育ててみたくなったら、クワガタ飼育の準備と世話へ。その場で見る日は、元の木につかまらせます。
次は子どもが「このすき間を見て」と教えてくれるかも
最初の一匹を見つけた場所は、次の手がかりになります。前に見つけたくぼみを子どもが覚えていたら、今度は案内してもらいましょう。
見つからなかった日も、「次は反対側から照らしてみよう」「もう少し早い時間にも来よう」と作戦を変えられます。親子で覚えた木が増えると、いつもの散歩道にも探したい所ができていきます。
「次はカブトムシも探したい」と言われたら、カブトムシ採集の時間と探すコツへ。
親子のクワガタ採集でよくある質問
昼間でもクワガタは見つかりますか?
見つかることはあります。樹液の周りに加えて、幹の裏側や外から見えるくぼみにも目を向けてみてください。コクワガタは夜に活発になるため、昼に木を覚えて別の時間に訪ねる方法もあります。
小さいクワガタはメスですか?
大きさだけでは決められません。コクワガタには、あごが小さく内側の歯がない小型のオスもいます。種類に合った図鑑のオス・メスの写真と見比べると確かめられます。
子どもが手で持つときはどこを持ちますか?
頭と羽の間にある胸の左右を、後ろ側からそっとつまみます。親が先に位置を示し、子どもが持つときはケースを低い位置で用意します。大あごの前へ指を出さず、木から脚が離れてから移します。






