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虫を知る

虫の名前が分からないとき写真・特徴・図鑑で調べる順番

母子が公園で撮った虫の写真と、開いた図鑑の虫の形を見比べるイラストPR記載も含みます。

子どもが見つけた虫の名前が分からないときに、写真、模様、大きさ、場所、季節から調べる方法を紹介。画像検索の候補を確かめる手順、博物館への質問に添える情報、実物と見比べやすい昆虫図鑑もまとめます。

子どもに「この虫、なに?」と聞かれたら、まず写真と、見つけた日・場所・大きさを残すところから始めましょう。形が似た虫を図鑑で探し、模様や体のつくりを比べると、名前の候補を絞れます。

画像検索や識別アプリで表示された名前は、確かめるための候補です。写真一枚では分からない種類もあります。「バッタの仲間かな。次は触角も見よう」と、分からなかった点を次の観察につなげてかまいません。

外では、捕まえるより先に記録を残す

虫は移動してしまうので、最初は少し離れたところから全体を撮ります。名前を知るために手でつかんだり、裏返したりする必要はありません。正体が分からない虫には触らず、安全に見える範囲を記録します。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

残す情報書き方の例調べるときの役割
日付10月22日見られる時期と照合する
場所県・市、公園の草地分布と、いた環境を確かめる
いたもの葉の表、木の幹、池の岸暮らす場所の手がかりにする
大きさ体が約2cm、目測写真の拡大率に惑わされにくくする
動き跳ねた、葉を食べていた姿と合わせて候補を考える

目測は「約」「目測」と書きます。羽や触角を含めた長さなのか、頭からお尻までなのかも添えると、あとで比べやすくなります。種類不明の虫へ定規を押し当てて測ろうとしないでください。

小さい子には「どこにいた?」を聞き、大人が日付と場所をメモすれば十分です。小学生なら、写真を撮る係と気づきを書く係に分かれても楽しめます。観察ノートの書き方も、そのまま調べた記録に使えます。

写真は、全体と別の角度を一組にする

撮れるなら、次の三つを残します。

  1. 上から見た全体。背中の模様や体の輪郭が分かる写真。
  2. 横から見た姿。脚、触角、体の厚みが見える写真。
  3. 周りも入れた写真。どんな葉や場所にいたか分かる写真。

無理に追い回さず、撮れたものだけで進めます。暗くてぶれた一枚しかない場合は、細部を想像で補わず「見えなかった」としておきましょう。

ピントが背景の葉に合ってしまうときや、子どもが近づきすぎるときは、虫の写真を子どもと撮るコツで、撮影の手順を確認できます。ここでは写真の上手さより、調べる材料が残ったかを大切にします。

形の近い仲間から、候補を探す

名前が全く分からないと、検索する言葉にも困ります。まずは「長い触角」「丸い背中」「葉の上」など、見えた特徴を二つほど選びます。

検索語の例は「緑 虫 長い触角 草むら」「黒い虫 白い点 木の幹」のような組み合わせです。これは検索の入口であり、この言葉だけで名前が決まるわけではありません。色は光の当たり方でも違って見えるため、形も一緒に見ます。

図鑑なら、チョウ、甲虫、バッタなど、姿の近い仲間のページをめくります。幼虫と成虫では姿が大きく違う場合があるので、幼虫らしい姿なら幼虫の写真も探してください。

Webで写真を並べて探す方法もあります。神奈川県立生命の星・地球博物館のWeb昆虫図鑑は、画像や名前、条件から調べられる資料です。掲載対象は神奈川県で見られる虫の一部なので、見つからないことだけで珍しい虫と判断しません。

候補が出たら、「似ている所」と「違う所」を比べる

一番似た写真を見つけたところで、元の写真へ戻ります。色が同じでも、模様や触角が違うかもしれません。

比べる点確認すること
体の形細長いか、丸いか。頭や胸の形は似ているか
模様点や線の位置、数、並び方が合うか
脚・触角・羽写っている部分に明らかな違いがないか
大きさ図鑑の説明と、大きく食い違っていないか
時期と地域その場所・季節で見られる種類か

候補を二つ残すなら、「Aは背中の点が似ている。Bは触角が似ている」と理由も書きます。地域や時期は手がかりになりますが、それだけで断定はできません。

識別アプリや画像検索を使った場合も、表示された名前を図鑑や博物館などの資料で確かめます。名前の推定を、そのまま「触って安全」という判断には使わないでください。親子で気をつけたい虫の確認は、名前調べとは別に必要です。

何度も調べるなら、生きた姿の写真がある図鑑を

写真検索のたびに候補が多すぎて迷う家庭には、比較の基準となる図鑑が一冊あると便利です。同じ仲間のページを行き来しながら、似ている所と違う所を探せます。手持ちの本に該当する仲間が載っていれば、まずそれを使ってみましょう。

新しく用意する候補は「学研の図鑑LIVEポケット 昆虫 新版」です。出版社の紹介によると、1,100種以上の昆虫を生きた姿の写真で掲載しています。野外で撮った写真と見比べたい家庭に合う特徴です。

B6変型・256ページで、外へ持ち出すことも考えられた本です。ただし、すべての虫を掲載した本ではなく、図鑑があっても種まで決められない場合はあります。

「この虫、なに?」を、親子で調べる時間に変えたいなら、見つけた姿と比べる一冊を用意しておくと次のお出かけでも使えます。 購入先では、2026年の「新版」とISBN 9784052062919を確認してください。旧版や大型版と間違えずに選べます。

撮った写真と、図鑑の生きた姿を見比べる

写真検索で似た虫が何種類も出て迷うなら、生きた昆虫の写真を載せた「学研の図鑑LIVEポケット 昆虫 新版」が比較用の一冊になります。B6変型・256ページで、外で見た姿を帰宅後にも調べられます。購入時は新版・ISBN 9784052062919を確認してください。楽天は商品ページ、Amazon・Yahoo!は検索結果から該当する本を選べます。

ほかの携帯図鑑と大きさや内容を比べたい場合は、子どもと持ち歩く昆虫図鑑の選び方へ進めます。

分からないままなら、記録を添えて相談する

「バッタの仲間・名前未確認」のような仮の名前で保存しておけば、あとから見直せます。写真だけでは見分けに必要な部分が写っていないこともあり、必ず一つの名前に決める必要はありません。

博物館や昆虫館へ相談する場合は、まず公式サイトで質問の受付方法を確認します。例えば石川県ふれあい昆虫館の案内では、写真を添付できるメールフォームが用意されています。回答には時間がかかる場合があります。

相談時には、次を一つにまとめると状況が伝わります。

  • 撮った写真と、撮影日・都道府県や市町村。
  • 草地、林、水辺など、見つけた環境。
  • おおよその大きさと、見ていた動き。
  • 調べた候補と、どの部分が違って見えるのか。

SNSへ公開する場合は、自宅の位置や詳しい採集地点を載せる前に、写真に含まれる情報を確認します。虫の写真と場所を投稿するときの配慮も参考になります。

次に同じ場所へ行ったら、「前は触角が見えなかったから、今回は横から見よう」。名前が分からなかったことが、次の観察の目的になります。

よくある質問

写真一枚で、必ず虫の名前は分かりますか?

必ず分かるとは限りません。似た種類の区別に必要な部分が写っていないこともあります。別の角度の写真や場所・時期を合わせ、分からなければ候補のまま記録します。

画像検索と図鑑で違う名前が出たら?

検索結果の名前を正解と決めず、元の写真に戻ります。模様、形、大きさ、地域などを比べ、違いをメモして相談材料にします。

子どもが名前を間違えて覚えたら、すぐ訂正した方がよいですか?

調べ直して分かったことを、一緒に記録へ足せます。「前は色で考えたけれど、今日は形も見たね」と、名前を覚える過程も共有してみてください。

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