虫取りで覚えておきたいのは、ハチが出入りする巣や木、毒のある毛虫がいる葉、マダニが付きやすい草むらです。体の色だけで名前を当てようとせず、どこで何をしているかも見ます。
「この木には近づかないから、向こうの草でバッタを探そう」と、親が理由と次の遊びを一緒に伝えます。気をつける相手を知れば、子どもが試したい虫取りも続けやすくなります。
親子の虫取りで気をつけたい三つの場面
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 場面 | 気づく手がかり | その場ですること |
|---|---|---|
| ハチがいる木や巣の近く | 同じ穴・枝・軒先などへ繰り返し出入りする。樹液にも来る | 手や網で払わず、親子で静かに離れる |
| 毛やとげのある幼虫がいる葉 | 葉の裏に集まるもの、体に毛や突起があるもの | 虫にもその葉にも手を出さず、見えた位置を大人へ伝える |
| 草むらを歩いた後 | 服や皮膚に小さなマダニが付くことがある | 服と体を確認する。皮膚に食いついていたら引き抜かず受診する |
この表は見つけるきっかけです。色や毛だけで種類を確定する表ではありません。近くへ寄って確かめようとせず、図鑑や下の公的資料の写真で、離れた後に調べられます。
ハチは、色より出入りする場所を見る
スズメバチやアシナガバチは、枝、木の穴、地面の中などに巣を作ることがあります。大きな巣が見えなくても、同じ場所に何匹も出入りしていたら、そこをのぞき込みません。
樹液の木でカブトムシを探していてハチに気づいたときも、網を振って追い払わず、いったん別の木へ移ります。近くを飛んできたら、姿勢を低くして静かに遠ざかります。大声を上げたり、手で払ったりはしません。
黄色と黒の模様だけでハチの種類や危険の程度は分かりません。子どもには「縞々は全部怖い」より、「巣へ出入りしている所には近づかない」と、見た場面に合わせて伝えます。
毛虫は、毛の長さだけで毒の有無を決めない
毛のある幼虫すべてに毒があるわけではありません。ただし、その場で区別できないものを手で確かめるのは避けます。
たとえばチャドクガの幼虫は、ツバキやサザンカの葉に集まることがあります。問題になる毒針毛は、目立つ長い毛とは別の、とても細かな毛です。幼虫から抜けた毛や、脱皮した殻にも注意が必要です。
葉ごと持ち上げたり、枝を揺すったりせず、「あの葉の裏にいた」と位置を覚えて離れましょう。公園の通路近くなど、ほかの人も触れそうな場所なら管理者へ知らせます。家で写真の資料を見れば、体の模様や集まり方を落ち着いて比べられます。
マダニは、服装と帰宅後の確認を組み合わせる
マダニは小さく、草の中にいる一匹を先に見つけて避けるのは簡単ではありません。長袖・長ズボン・靴で肌の露出を減らし、遊んだ後に服や体を見る方法を組み合わせます。
帰宅して着替えるときや入浴時に、脇、脚の付け根、膝の裏、髪の中なども親が見ます。皮膚に食いついたマダニは、家庭で無理に引き抜かず、皮膚科などで処置を受けます。詳しい流れは子どもにマダニを見つけたときへ。
刺されたときは、虫から離れて症状を見る
ハチに刺されたら、まずその場から離れます。息苦しい、声がかすれる、意識や反応がおかしい場合は119番。刺された場所以外へ急にじんましんが広がる、吐くなどの症状も、救急車を呼ぶ目安です。虫の種類を調べるために対応を遅らせないようにします。
ハチの刺し傷は流水で洗い、冷やします。以前に刺されて発疹や吐き気などが出た人が再び刺された場合は、症状を待たず、すぐに医療機関へつなげます。そのほか症状が強い、受診するか迷う場合も医療機関や地域の救急相談へ。
毛虫に触れたかもしれず、かゆみや発疹が出たときは、こすったりかいたりせず、板橋区のチャドクガの対処案内を確認します。症状がひどくなる場合は皮膚科へ。マダニに刺された後は、数週間ほど発熱などの体調変化にも気をつけ、受診時に刺されたことを伝えてください。
出発に備える図鑑と、親が持つ救急ポーチ
長ズボンを新しく選ぶなら、THE NORTH FACE マウンテンイージーパンツ NBJ82606もおすすめです。紹介する型のサイズは130〜160cmです。しゃがんだときの動きやすさと裾丈を合わせて選びます。小さい子は、その子の丈に合う服を虫取りの服装ガイドで選べます。
おすすめ商品 · 長ズボン
薄手で伸縮性のある長ズボン。しゃがんだときの膝と腰のゆとりを見て選びます。ウエストはひも調整です。
小学館の図鑑NEO POCKET「昆虫」は、見つけたい虫と気をつけたい虫の姿を、親子で確かめる一冊として使えます。怖いページだけを続けて見せず、「今日はこのバッタに会いたいね」と行き先の楽しみも話せます。
親が持つ救急用品には、白十字 救急セット ポーチを紹介します。幅15×高さ12×奥行5.5cmで、絆創膏や滅菌ガーゼなどをまとめたものです。転んだときの小さな傷に使う用品を持ち歩けますが、ハチのアレルギーを治す薬や、傷を洗う水は入っていません。中身と用途は救急セットの紹介で確認できます。
親子で開く図鑑と、持ち歩く救急ポーチ
虫の姿を調べる一冊と、小さな傷の手当用品をまとめる準備です。
おすすめの理由: 現地に持ち出しやすいポケット判。捕まえた虫をその場で調べたい親子におすすめです。
選ぶときに見る所: 持ち歩き用の小さな判型です。写真と文字の大きさが子どもに見やすいかを見て選びます。
おすすめの理由: 絆創膏2サイズ10枚と滅菌ガーゼ6枚などを、幅15×高さ12×奥行5.5cmのポーチにまとめたセット。親のバッグに入れて持ち歩くのにおすすめです。
選ぶときに見る所: 洗い流す水と持ち帰り用の袋は別に用意します。ポーチは水に濡れにくい場所へ入れましょう。届いたら、個包装と使用期限を見ておきます。
気をつける理由を知ったら、遊ぶ場所を選び直そう
ハチがいた木から離れたあと、別の草地でバッタが見つかることもあります。「今日はもう全部やめよう」だけで終わらず、親子の体調と場所を見て、次にできる遊びを考えてみましょう。
子どもが虫を見つけて教えてくれたら、まず一緒に見つけたことを喜びます。触れる相手、離れて見る相手を少しずつ知っていくことも、自然と遊ぶ経験です。
危ない虫の見分け方でよくある質問
名前が分からない虫は、全部危ないのですか?
名前が分からないことと、危険であることは同じではありません。すぐ素手で確かめず、親子で見える特徴を比べ、図鑑を開いてから扱い方を考えます。
毛虫には全部毒がありますか?
すべてに毒があるわけではありません。見た目だけで区別しにくいものもあり、チャドクガの毒針毛はとても細かいため、毛の長さだけで判断しません。
ハチを一匹見たら、その日の虫取りを終えますか?
手で払わず静かに離れ、出入りしている木や巣の近くを避けます。離れた場所で親が状況を確かめ、別の草地で遊ぶなど、その後の過ごし方を考えます。刺された場合は手当てと症状の確認を優先します。






