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虫を知る

親子で水辺の昆虫観察アメンボ・ヤゴを見よう

母が持つ草についた抜け殻を、子どもがルーペで見て父と観察するイラストPR記載も含みます。

水辺の昆虫観察は、池の遊歩道や観察デッキから、水面を滑るアメンボを目で追うところから。草の茎に残るヤゴの抜け殻も、遊歩道から探せます。脚と影の見どころ、採集体験で確かめること、双眼鏡とルーペも紹介します。

水辺では、水面を滑るアメンボ、水中で暮らすヤゴ、草に残るトンボの抜け殻を探してみましょう。「どうして浮くの?」「これがトンボになるの?」と、陸の虫とは違う疑問が生まれます。

まずは池の遊歩道や観察デッキで、見つけた一匹を目で追います。近くで体を見たい気持ちが育ったら、採集体験や水槽での観察へ遊びを広げられます。

アメンボ観察は、動く脚と水面の影に注目

流れの穏やかな水面を見て、小さく滑る影を探します。見つけたら、ずっと進んでいるのか、止まってから急に動くのか、一匹の動きを追ってみてください。

水面のアメンボの細い6本の脚と、水底に見える丸い影や長い影を上下に並べた模式図
細い脚でも、水底には大きく形の違う影が見えることがあります。図は位置をそろえた比較用の模式図で、実際の影の形は光の向きなどで変わります。 図を選ぶと拡大できます。
  • 脚の動き:進み出す瞬間、どの脚が動いた?
  • 進む向き:まっすぐ進む? 途中で向きを変える?
  • 水面と影:脚が水面に触れる所はどう見える? 水底にも影がある?

アメンボの脚には水をはじく細かな毛があり、水面の表面張力を利用して浮いています。透明な浅い水では、細い脚とは違う形の影が底に見えることもあります。千葉県立中央博物館の写真と比べると、親も新しい見方を試せます。

虫が動いた分だけ体を乗り出さず、いったん見失ったら、立つ位置を整えて次の一匹を探します。

「脚が水に沈まないのはなぜ?」の続きは、アメンボが浮くしくみと影の見方へ。虫を水に押し込まずに確かめる観察を紹介しています。

ヤゴを近くで見たら、トンボと同じ所を探そう

ヤゴはトンボの幼虫です。水の中で暮らしている間は大きな羽がありません。観察会の容器や展示水槽で見られたら、次の三つを比べてみてください。

見る所親子で話してみたいこと
頭と目空を飛ぶトンボの顔と、似ているところはある?
6本の脚水の底や枝をつかむとき、どの脚が動く?
背中小さい羽のもとが見える? 成虫の大きい羽はどこから出る?

ヤゴも成虫も、ほかの小さな生き物を食べます。ヤゴは頭の下に畳まれた口の一部「下唇」を伸ばして獲物を捕まえます。餌を食べる場面が見られたら、顔の下がどう動くかも見どころです。実際の動きは豊田ホタルの里ミュージアムの紹介でも見られます。

ヤゴをすくってみたい親子には、採集体験も

公園や自然観察施設の「池の生き物調査」「ヤゴ救出」などは、網で探す方法と、その後の見方を一緒に教わる入口になります。子どもがすくう番と、親が網の中を一緒に探す番をつくると、小さい一匹も発見になります。

申し込むときは、子どもが採集できるか、観察だけか、対象年齢、貸出道具、服装を確認します。自分たちで採集する場合も、その場所で使える方法と足場を先に確かめましょう。川の水際で活動する日は、親子とも体に合うライフジャケットを着用し、現地と上流の天気・水位を確認します。詳しい準備は国土交通省の水辺の案内へ。

ヤゴを持ち帰る予定なら、先にヤゴの餌・水・羽化の足場を用意する方法を確認してください。採集できることと、家で世話を続けられることは、それぞれ考えます。

草の茎に残った、ヤゴの抜け殻を探そう

池の周りで、遊歩道から見える草の茎や杭を見てみます。空になったヤゴの殻が付いていたら、ここからトンボが出てきた手がかりです。

見る所は三つ。背中の割れ目、茎をつかんだままの脚、頭の形です。近くにトンボがいれば、細長いお腹や羽の大きさがどれほど違うか比べられます。手の届く落ちた殻を眺める場合は、つぶれやすいので葉などに載せます。

「水の中にいた虫が、ここまで登って飛んだんだね」。成虫だけを見る日とは違う、虫の一生を感じる発見になります。

殻から成虫になる過程に興味が出たら、野外でトンボの羽化を観察する方法へ。安全な場所と時刻の決め方から確認できます。

水辺の観察に持っていきたい双眼鏡とルーペ

アメンボや草に止まるトンボを見る双眼鏡

PENTAX Papilio II 6.5x21は6.5倍で、最短約50cmからピントが合います。離れた水面から近くの草まで、立ち位置を変えずに見たい親子におすすめです。まず肉眼で一匹を見つけてから、その方向へ向けます。

約290gあるため、親が運び、立ち止まって交代すると使いやすくなります。親子それぞれの目の幅と見え方を試して選んでください。このII型は防水ではありません。雨や水しぶきの中では使わず、乾いた観察場所で使います。

新しく購入する場合は、後継のPapilio IIIの仕様も確認した近くの虫を見る双眼鏡の選び方で、眼幅・重さ・防水性を比べられます。

抜け殻の細部を見るルーペ

レイメイ藤井 超観察ルーペ EW401は、3.5倍の大きいレンズと6倍・13倍の小さいレンズが付いています。動かない抜け殻なら、脚や背中の割れ目を順に探せます。重さは35g、長さは132mmです。小さい子は、親が手を添えて、一緒にのぞきます。

どちらも太陽をのぞかず、歩くときは目から離します。水面の反射で見にくいときは、日陰の観察場所や見る向きを変えてみてください。

水辺の動きと抜け殻を、もっとよく見よう

乾いた観察場所で使う近接双眼鏡と、抜け殻の細部を見るルーペです。

PENTAX Papilio II 6.5x21
PENTAX Papilio II 6.5x21

おすすめの理由: 約50cmからピントが合う6.5倍の双眼鏡。花に止まるチョウの口や模様を、親子で交代して見たいときに。

選ぶときに見る所: 約290gで、防水型ではありません。子どもの目の幅に合うか、両手で持ちやすいかを試して選びます。

名前を探す図鑑には、小学館の図鑑NEO POCKET「昆虫」を紹介します。水辺で見つけた成虫のページを開き、どんな姿で育つのかへ話を広げられます。

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見つけた虫をその場で調べる一冊に。自分用の図鑑とノートを並べると、写真とスケッチを見比べながら記録できます。

次の散歩は、同じ水辺の違う姿を探そう

アメンボを見た日、抜け殻を見つけた日、初めてヤゴをすくった日。同じ池にも、親子で思い出せる場面が増えていきます。

「前のトンボも、この池で育ったのかな」と話せたら、次は水の中と空を行き来して見てみましょう。名前を全部覚える前から、子どもが気に入った水辺を持つ楽しみは始まります。

今度はトンボを網で捕まえてみたくなったら、トンボを網で捕まえるコツで、止まった一匹から狙う方法を確かめてみてください。

水辺の昆虫観察でよくある質問

水に入らなくても昆虫観察は楽しめますか?

遊歩道からアメンボの動きや、草に止まるトンボ、ヤゴの抜け殻を探せます。近くで見たいときは、採集体験や展示水槽もおすすめです。

ヤゴとトンボは同じ生き物ですか?

ヤゴはトンボの幼虫です。水中で育ち、最後に水から上がって羽化します。頭や脚、背中は、成虫と見比べられます。

水辺で使う双眼鏡は何を確認しますか?

近くへピントが合う距離、重さ、目の幅と、防水の有無を見ます。この記事のPapilio IIは防水ではないため、乾いた場所で使います。

生態と観察場所の確認先

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