テントウムシを見つけたら、背中の色と点の並び方、葉や手の上を歩く脚、飛び立つときの羽を見てみましょう。次の一匹と比べるだけでも、「赤い点の子もいる」「点が多いね」と話が広がります。
名前を当てる前に、子どもが気づいたところを一緒に見ます。捕まえて眺めたり、葉の上で食べ物を探す姿を追ったり、その日に見えた動きを楽しんでください。
テントウムシは、アブラムシのいる葉を探そう
ナナホシテントウやナミテントウを探すなら、日当たりのよい草地や、アブラムシのいる葉や茎が手がかりになります。足を止めて、葉の表と裏、茎の先を順に見ていきます。
小さなアブラムシが集まっていたら、近くにテントウムシがいないか探します。この2種類は幼虫も成虫もアブラムシを食べます。丸い成虫だけでなく、細長くて黒っぽい幼虫の写真も図鑑で見ておくと、探す楽しみが増えます。
植物にいる姿を写真に残すなら、葉を強く引かず、歩く先でカメラを構えると撮りやすくなります。親子の昆虫写真のコツも参考にしてください。
捕まえたら、葉から手へ歩かせてみよう
小さな体を指でつまむより、進む先へ葉や開いた手を添え、自分で乗ってくるのを待つと移しやすくなります。手に乗せるときは、座って低い位置で試します。
- 歩く先に葉や指を添える。
- 乗ってきたら、手を握り込まずに脚の動きを見る。
- 手の端まで来たら、もう片方の手を続きの足場にする。
- 羽を開いたら、飛び立つ姿を目で追う。
飛ぶときには、模様のある硬い前の羽が開き、その下の薄い羽が現れます。「赤い羽だけで飛ぶのかな?」と見ていた子には、面白い発見です。飛ばせるために何度もつつかず、動き出す瞬間を待ってみてください。
まだ手に乗せたくなければ、透明ケースで横から歩く姿を見られます。三晃商会のクリーンケースSSは外寸185×110×150mmです。葉を一枚入れて足場にし、日陰で短く観察するのにおすすめです。
おすすめ商品 · 観察ケース
フタに通気孔がある透明ケース。保護者が運び、日陰で短く観察する用途に。リュックに入れるときは虫を出してからにします。
テントウムシの点を数えて、模様を比べよう
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 見つけた姿 | 次に比べたいところ |
|---|---|
| 赤い背中に黒い点がある | 左右の点を合わせていくつある? 頭に近い点はどこ? |
| 黒い背中に赤い点がある | 点は丸い? 大きさや並び方は同じ? |
| さっきと色が違う | 色以外に、体の形や大きさも違う? |
ナナホシテントウは、赤い前の羽に7つの黒い点があるのが特徴です。一方、ナミテントウは同じ種類でも模様がさまざま。黒地に赤い点があるもの、オレンジ色に黒い点が多いものなどがいます。
「点が違うから別の種類?」と思ったら、図鑑のナミテントウのページを開いてみましょう。同じ名前なのに違う姿があることも、虫探しの楽しみです。
小さな脚を見るルーペと、名前を探す図鑑
ルーペは、レイメイ藤井の超観察ルーペ EW401を紹介します。3.5倍の大きなレンズで一匹を探し、止まっているときに6倍・13倍の小さいレンズで点や脚を比べられます。動く一匹を追うときは、倍率を上げすぎない方が探しやすくなります。
本体の重さは35g、長さは132mmです。小さな子は、親が手を添えて、一緒にのぞきます。太陽をのぞかないことは、渡すときに一言伝えます。
図鑑は小学館の図鑑NEO POCKET「昆虫」を紹介します。散歩へ持っていく自分の一冊にすると、見つけたその場でページを探せます。ルーペと図鑑の画像・購入先は、下の紹介にまとめています。
テントウムシの模様を、もっとよく見たい親子へ
大きいレンズから使えるルーペと、持ち歩ける図鑑を選びました。
おすすめの理由: 3.5倍の大きなレンズで形を見つけ、6倍・13倍の小レンズで同じ場所を見比べられます。
選ぶときに見る所: 本体35g・高さ132mm。小さな子は親が手を添えて、一緒にのぞくところから始められます。
おすすめの理由: 現地に持ち出しやすいポケット判。捕まえた虫をその場で調べたい親子におすすめです。
選ぶときに見る所: 持ち歩き用の小さな判型です。写真と文字の大きさが子どもに見やすいかを見て選びます。
「何を食べる?家でも飼える?」と気になったら、種類で違うテントウムシの餌へ。アブラムシを食べる種類だけでなく、葉や菌を食べる仲間との違いも確かめられます。
次は、親子で「違う模様の一匹」を探そう
今日は黒い点、次は赤い点。いつもの公園でも、目印を一つ決めると、葉をのぞく理由ができます。子どもが先に見つけたら、親もしゃがんで同じ一匹をのぞく番です。
「前に手の上を歩いたのは、どんな模様だった?」と話すだけでも、その日の遊びが次へ続きます。気に入った模様を描きたくなったら、観察ノートの用紙も使えます。
テントウムシ観察でよくある質問
テントウムシは手に乗せてもよいですか?
進む先へ開いた手を添えて、歩いて乗ってくるのを待ちます。低い位置で受け、握り込まずに眺めるのがコツです。葉や透明ケースの上で見る方法もあります。
点の数で種類が分かりますか?
点の数は手がかりです。ただしナミテントウのように同じ種類で模様が違うものもいます。色・点の位置・体の形も、図鑑と見比べられます。
テントウムシは何を食べますか?
ナナホシテントウとナミテントウは、幼虫も成虫もアブラムシを食べます。すべてのテントウムシの仲間が同じ食べ物ではないので、見つけた種類の説明を開いて確かめます。






