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虫を知る

アリは冬どこにいる?巣の中の暮らしと親子の観察

冬の散歩前に母子が窓辺で昆虫図鑑と夏に撮ったアリの写真を見比べるイラストPR記載も含みます。

冬にアリを見かけなくなるのはなぜ?クロオオアリの冬越しを例に、土の中での暮らしや、秋に種を集めるクロナガアリとの違いを紹介します。巣を掘らずにできる冬と春の観察、記録の例、親子で調べる図鑑の使い方も。

クロオオアリは、冬に土の中などで過ごす

夏の公園にはアリの行列があったのに、冬は地面を見ても見つからない。そんなときは、「外に見えない」と「いなくなった」を分けて考えてみましょう。 身近なクロオオアリは、冬の間、土の中などでじっとして過ごします。

「みんな死んでしまったの?」と聞かれたら、「土の中で冬を過ごすアリもいるんだよ」と答えられます。ただし、アリにはたくさんの種類があり、外へ出る時期も食べ物も同じではありません。

ここでは、クロオオアリと、種を集めるクロナガアリを例に、冬の暮らしを見ていきます。地面を掘って姿を確かめる必要はありません。夏に見た場所と比べるだけでも、次の疑問が見つかります。

アリなら全部同じ?種類で違う季節の暮らし

「黒いアリ」という見た目だけでは、種類は決まりません。例えば、次の二種類にはこんな違いがあります。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

例にする種類外から見られる暮らしの例冬を考える手掛かり
クロオオアリ日当たりのよい地面などで働きアリを見る冬は土の中などでじっとしている
クロナガアリ秋に植物の種を集め、巣へ運ぶ貯蔵した種を、冬から春・夏にも食べ物として使う

クロオオアリの暮らしは教育出版のデジタルずかんで確認できます。載っている出現月は目安として読み、全国の公園で同じ日に活動が始まるとは考えないようにします。

クロナガアリについては、玉川学園の解説で、秋に集めた種を巣に貯蔵し、その後の季節にも利用する暮らしが紹介されています。「アリはみんな冬のために種をためる」と一括りにはできませんが、種類を一つ知ると、食べ物や季節を見る楽しみが増えます。

子どもが童話のアリを思い出したら、「本当のアリには、どんな暮らし方があるのかな」と図鑑を開いてみてください。物語の姿と実際の生態は、分けて楽しめます。

冬の観察は、夏に行列を見た場所から

冬にアリそのものが見えなくても、夏に歩いていた地面を見返すことはできます。公園の園路の端や庭など、無理なく立ち止まれる場所を一つ選びます。

  1. 夏にアリを見た場所を、少し離れた写真や目印で探す。
  2. 地面が日なたか日陰か、落ち葉があるかを見る。
  3. 見ている間にアリが歩いていたかを確かめる。

穴が見えたとしても、棒を入れたり、水を流したり、石を取り除いて中を探したりはしません。穴だけでアリの巣と確定できないこともあります。

幼児なら「夏にいた場所を覚えていたね」と一緒に見られれば十分。小学生なら「同じ場所でも、季節で外に見える姿が違う」という問いを持ち帰れます。アリを見つけるために食べ物をまいて呼び集める必要はありません。

見つからなかった日は、何を書けばいい?

記録するなら、見えたことを短く残します。「アリはいない」と書くより、「今日は見ている間に、地面を歩くアリは見えなかった」と書く方が、観察の範囲が伝わります。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

項目冬の記入例(架空)春に比べたいこと
場所園路の端。夏に行列を見た所同じ辺りを歩いているか
天気と地面晴れ。地面は木の影になっていた日の当たり方が違うか
見えたこと5分見た間は、歩くアリが見えなかった同じくらいの時間で何が見えるか

5分はこの記入例の設定で、決められた観察時間ではありません。子どもが寒い、飽きたと感じたら、その日の散歩で見られた分だけで終えられます。

春に一匹見えたら、それだけでも新しい発見です。ただ、冬と春で見える数が違っても、その場所のアリ全体の数が増えたとはすぐに言えません。地中にいる分や、見ていなかった時間のことは分からないからです。

比較を残したい小学生には、昆虫観察ノートの用紙と記入例も使えます。

図鑑は「全部同じアリ?」を調べる相棒に

アリを見つけたら、色だけでなく、体の大きさ、くびれ、いた場所、何を運んでいたかも手掛かりになります。歩いている小さな虫を細部まで見切るのは難しいので、写真を撮って家で見比べる方法もあります。

散歩の途中で図や解説を見たい家庭には、小学館の図鑑NEO POCKET 昆虫が候補です。持ち歩くための小さな図鑑なので、春にアリが見え始めたときも、その場で開いて親子で調べられます。

冬のアリ全種の暮らしを一冊で確定できる、と勧めるものではありません。掲載されていない種類や、写真だけでは区別できないものもあります。まずは虫の名前や体の特徴を調べる入り口として使い、もっと知りたくなったら専門の図鑑や昆虫館へ進みましょう。

「見つけてから家に帰るまで名前が気になる」という親子には、携帯用の一冊があると、その場の疑問を一緒に確かめられます。購入先では「NEO POCKET 昆虫」であることと、写真・文字の大きさが使う子に合うかを確認してください。

春の散歩にも持ち出せる、アリを調べる一冊

見つけたアリの体の形や大きさをその場で図と比べたいなら、携帯できる昆虫図鑑が役立ちます。NEO POCKET 昆虫は持ち歩き用の一冊。細かな種類の確定は急がず、写真と一緒に候補を調べる使い方にどうぞ。楽天は商品ページ、Amazon・Yahoo!は書名の検索結果です。書名・版と送料を確認できます。

冬に覚えた場所が、春の小さな楽しみになる

冬の地面を見たら、春にも同じ場所へ寄ってみましょう。いつアリを見つけるかを当てるより、「今日は歩いていた」「何か運んでいる」と、その日に見えたことを楽しめます。

アリが見えない日には、枝のミノムシを観察する遊びもあります。土の中、枝の上、枯れ葉のそば。冬の過ごし方が違う虫を知ると、いつもの散歩道の見え方も変わります。

よくある質問

アリは冬眠しますか?

クロオオアリは冬に土の中などでじっとして過ごします。ただし、アリには多くの種類があり、活動の時期や冬の過ごし方は同じではありません。「何℃なら全部眠る」と一律には決められません。

冬に歩いているアリを見つけても、おかしくないですか?

種類、地域、その日の環境で見られる姿は変わります。冬だからアリではない、と決める必要はありません。触ったり持ち帰ったりせず、いた場所や体の形を写真に残すと、後で調べやすくなります。

春になったら、いつからアリを探せますか?

種類や地域、天候によって違います。図鑑の出現時期を参考にしながら、普段の散歩で同じ場所を見てみましょう。ある月になれば必ず行列ができる、というものではありません。

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