捕まえた虫を飼うなら、種類・食べ物・住まいを調べよう
飼いたい虫の種類を調べ、今日の食事と、その虫が動ける住まいを用意するところから始めましょう。 カブトムシの成虫、バッタ、チョウの幼虫では、食べ物もケースの中に置く物も違います。図鑑を一緒に開き、「この虫は何を食べるんだろう」と確かめる時間も、飼育の始まりです。
子どもが気に入ったところも聞いてみます。大きなあご、長い脚、葉にそっくりな形。家に迎えた後、どこを見たいのかが分かると、親も一緒に観察を楽しめます。
飼いたい虫が決まったら、下の表で食事と準備を確かめられます。
虫の種類で変わる、最初のエサと飼育用品
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 飼いたい虫 | 初日に用意するもの | 家で楽しめる観察と詳しい飼い方 |
|---|---|---|
| 国産カブトムシ・クワガタの成虫 | 昆虫ゼリー、マット、足場のあるケース。一匹ずつの住まい | カブトムシの食事と世話、クワガタの動きと世話 |
| トノサマバッタ・ショウリョウバッタ | 新鮮なイネ科の草、通気のあるケース、草につかまれる空間 | バッタの食べ跡と脱皮 |
| チョウの幼虫 | 種類に合う食草、ふた付きの飼育容器、羽化まで使える足場 | 食草の調べ方と羽化までの世話 |
| セミ | 木から汁を吸う食事を家庭で用意するのが難しい | 捕まえて体・声・口を観察する |
「バッタなら何でも同じ草」ではありません。たとえばトノサマバッタやショウリョウバッタはイネ科の草を食べますが、オンブバッタはヨモギやスイバなどが食草です。甲賀市の飼育案内でも種類ごとに分けています。帰る前に、虫がいた草や木も写真に残すと、調べる手がかりになります。
チョウの幼虫も、ついていた植物と虫の種類を一緒に調べ、食べる葉を続けて用意します。セミは捕まえて観察し、その場の木へ戻す遊び方が向いています。飼わなくても、声や体を比べて分かることはたくさんあります。
持ち帰る虫かごは、ふたと持ち方を確かめる
帰り道では、虫が中でつかまれるようにします。バッタなら少量の草を入れる方法があり、甲賀市の案内でも紹介されています。違う種類を一つのかごに集めず、大きな虫と小さな虫も分けて運びましょう。
- 虫の脚や触角を挟まずにふたを閉める。 小窓だけでなく、外側のふたが浮いていないかも見ます。
- 底を支えて持つ。 子どもが運ぶ時は両手で持ち、傾けたり振ったりしない持ち方を一緒に試します。
- 日なたに置いたままにしない。 休憩や移動の途中も日陰へ。暑い車内にケースだけを残さず、寄り道を減らして家の準備へ進みます。
移動用には、アイリスオーヤマ 虫とりこぞう SD-200がおすすめです。スライド式の窓と肩掛けベルトがあり、外寸は約22.5×12.3×15.3cm、重さは約240gです。持ち帰るケースとして選び、長く飼う住まいは虫の大きさや暮らしに合わせて別に考えます。
出かける前に空の状態で、小窓と外側のふたを親子で開閉しておくと、帰り際に慌てずに済みます。
家に着いたら、食事と落ち着ける場所を整える
虫かごを直射日光の当たらない場所に置き、種類に合う飼育ケースと食事を整えます。持ち帰ったかごの中で待たせたままにせず、準備した住まいへ移したら、あとは外から様子を見ます。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 親子で進める準備 | 子どもが試せること | 大人が一緒に見るところ |
|---|---|---|
| ケースの置き場所を決める | 毎日見に行ける場所を選ぶ | 日差しや室温、倒れにくい置き方 |
| 食事と足場を用意する | 草やエサ皿の位置を考える | その種類に合う食べ物か、歩く空間があるか |
| 虫を迎える | 虫の位置を見ながら、ふたを閉める練習をする | 脚を挟んでいないか、閉め忘れがないか |
| 初日の様子を見る | どこへ行ったか、何につかまったか見つける | 準備した食事や住まいに不足がないか |
カブトムシが潜ったり、虫がしばらく動かなかったりすると、子どもは気になるかもしれません。見るために何度もケースを揺すったり掘り出したりせず、出てきた時の動きを一緒に待ってみます。食べない時は、まず用意したエサがその種類に合うか、傷んでいないかを確かめてから、種類別の記事で世話を見直せます。
カブトムシ・クワガタ成虫なら、KS-13で住まいを作る
マルカン カブト虫・クワガタ虫 カンタン飼育セット KS-13は、中ケース、くぬぎマット、昆虫ゼリーとエサ皿、保水用品、虫よけシートなどをまとめて用意できるセットです。国産カブトムシやクワガタの成虫を迎える時におすすめで、バッタやチョウの幼虫には、それぞれの食事と住まいを用意します。
セット内容はメーカーの案内で確認できます。木や樹皮などの足場は掲載内容に含まれないため、合わせて用意します。付属ゼリーだけで飼育期間をまかなえるわけではなく、食べる量を見ながら買い足していきます。
足場には、三晃商会 天然小枝 約120gも使えます。天然素材で太さや形はそろわず、細めの枝が多いので、太い幹の代わりではなく、小さな足掛かりを増やす物として選べます。
おすすめ商品 · つかまる足場の小枝
カブトムシやクワガタがつかまる小さな足場に。細めの天然の枝なので、太い登り木が欲しいときは別に選びます。歩く場所を残して置き、使っている間はカビや傷みも見ましょう。
親子で調べる図鑑は、飼い方のページも開こう
家で広げる一冊には、小学館の図鑑NEO〔新版〕昆虫 DVDつきがおすすめです。虫の姿を見比べるだけでなく、採集や飼育のページを一緒に開いて、準備や観察のヒントを探せます。
幅広い虫を知る図鑑です。迎える虫の毎日の世話は、種類別の飼育案内と合わせると調べやすくなります。
持ち帰りと、家での観察に使う道具
移動用の虫かご、家で開く図鑑、国産カブトムシ・クワガタ成虫用のセットです。迎える虫に合わせて選びましょう。
おすすめの理由: スライド式の窓と肩掛けベルトがある虫かご。約22.5×12.3×15.3cm、約240gで、子どもが肩に掛けて持ち歩くのにおすすめです。
選ぶときに見る所: 出かける前に、空の状態で窓とふたの開け閉めを子どもと試しておきましょう。
おすすめの理由: 家で広げて、写真や解説をじっくり調べる一冊としておすすめ。持ち歩くポケット図鑑とは使い分けます。
選ぶときに見る所: 大判でDVDつき。置き場所と、DVDを再生できる機器があるかを見ておきましょう。
¥2,420(楽天・掲載時の価格)
おすすめの理由: 中ケース、くぬぎマット4.5L、ゼリー・エサ皿、保水用品と虫よけシートをまとめて用意できるセット。親子で最初の住まいを作るのにおすすめです。
選ぶときに見る所: ゼリーも付属します。小枝や樹皮の足場は掲載内容にないため合わせて用意し、飼う虫の大きさと一匹ずつ置く場所を考えて選びます。
子どもの世話は、毎日できる一つから任せる
最初は「夕方にエサを見て、減ったか教える」など、子どもができる仕事を一つ決めます。交換までできそうなら親と練習し、慣れてきたら任せる部分を増やせます。食事・汚れ・ふたの状態を最後に確認するのは、親の役目です。

忙しい日や旅行の日は、代わりに誰が世話するかを決めます。子どもだけに約束させるより、親も一緒に飼うつもりで迎える方が、世話を引き継ぎやすくなります。
「ちゃんとやった?」だけでなく、「昨日はここにいたけど、今日はどこだろう」と一緒にのぞいてみましょう。エサの減り方や草の食べ跡など、世話をするから気づける変化もあります。書きたくなった発見は観察ノートへ残せます。
飼い続けられなくなった時の引き取り先や、購入した虫・別の場所から運んだ虫の扱いは、飼育した昆虫を外に放さないための案内で説明します。
「自分で捕まえた一匹」から、毎日の発見へ
飼育を始めると、虫取りの日だけでは見えなかった姿に出会えます。いつもの場所につかまっている、葉に食べ跡が増えた、昨日とは違う所で休んでいる。子どもが先に気づいたら、「どこ?」と教えてもらってみてください。
家族が同じ一匹を知っていると、「最初に見つけた時、小さかったね」「エサを替えるのが上手になったね」と話せます。名前を付けたり、気に入った場面を写真に撮ったりするのも楽しみです。
次に外で同じ虫を見つけた時には、食べる草や隠れる場所にも目が向くかもしれません。飼って分かったことを、次の虫探しで子どもに案内してもらいましょう。
捕まえた虫の飼い方でよくある質問
初めてでも、捕まえた虫を飼えますか?
種類に合う食事と住まいを用意し、大人も一緒に世話できれば始められます。カブトムシの成虫、バッタ、チョウの幼虫では準備が違うので、まず種類を調べるところから。
今日のエサやケースを用意できない時は?
その日は現地で観察し、姿といた植物を写真に残して、準備してから次に迎える方法があります。捕まえた場所で戻せる虫なら、元いた木や草へ戻します。飼いたい気持ちは、次に用意する食事や道具を一緒に調べる時間へつなげられます。
虫取り用の小さなかごで、そのまま飼えますか?
その虫の大きさや暮らしによります。食べ物を入れた後にも動ける場所があり、脱皮や羽化をする虫には必要な空間や足場があるかを見ます。持ち帰り用のかごと、長く暮らす住まいは、分けて考えます。






