夜の虫取りは、昼に歩いた木や草地をもう一度探すと始めやすくなります。樹液のある幹に虫が来ていないか、草むらからどんな声が聞こえるか。親子でライトを持つと、見慣れた場所が少し違って見えます。
保護者は足元と帰り道を見ながら、子どもには虫を探す役を。日没後から、眠くなる前に帰れる長さが目安です。
夜の虫取りは、昼に見た木と草むらへ
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| 探す場所 | 夜に見てみたいこと | 親子での探し方 |
|---|---|---|
| 樹液の出ている木 | 昼と同じ虫がいるか、別の虫が来たか | 幹を下から順に照らし、くぼみや裏側も見る |
| 園路沿いの草むら | 鳴き声がどこから聞こえるか | 立ち止まって方向を聞き、近くの葉や地面を照らす |
| 灯りの近くの壁や葉 | 光の近くに止まる虫の形 | 歩ける所から、止まった一匹に目を向ける |
夏のカブトムシやクワガタ探しなら、昼のうちに樹液の出ている木を見つけておきます。同じ木を夕方と暗くなってから見比べる方法は、環境省の自然観察プログラムでも紹介されています。同じ木でも、いる日といない日があります。
樹液にハチが来ている時は、その木から離れて別の木を探します。幹の穴へ手を入れず、見える虫に目を向けましょう。カブトムシの探し方と持ち方も合わせて読むと、見つけた後の動きが分かります。
公園やキャンプ場では、夜に入れる範囲と閉門・消灯時刻を先に確認します。日中だけの施設なら、夜間観察会を選ぶ方法もあります。
ライトは「両手を空ける」「狙って照らす」で使い分ける
ヘッドライトは、ケースを持ったりフタを開けたりする時に便利です。手持ちライトは、子どもの「あそこを見たい」に合わせて向きを変えやすく、照らす役を交代できます。
両手を空けるなら、GENTOS CP-131D
単3電池一本、電池込み約85gのヘッドライトです。200/70ルーメンの二段階で、ライト部分の角度も変えられます。保護者が着けて、歩く時は足元、止まったら幹へ向けて使います。メーカー仕様
頭に着けて使うライトで、赤色灯はありません。手で持つ時間が長いなら、次の手持ちタイプがおすすめです。
親子で照らす役を交代するなら、GENTOS 閃 弐 SG-530
単3電池二本、電池込み約151g、長さ約16.3cmの手持ちライトです。光を広げたり絞ったりして、幹全体から気になる所へ目を移せます。
明るさは340ルーメンで、強弱の切り替えはありません。光の広がりを変える機能と、明るさを弱める機能は別なので、近くを弱い光で眺めたい人はCP-131Dも比べてください。子どもが持つなら、握りやスイッチの押しやすさも見たいところです。メーカー仕様
親子で夜の虫を探す二つのライト
両手を空けて使うヘッドライトと、見たい所へ向ける手持ちライト。照らす役割で選べます。
おすすめの理由: 単3電池1本、電池込み約85g。両手を空けて歩き、虫かごや撮影にも使う大人の灯りに。
選ぶときに見る所: High200/Eco70ルーメンで、赤色灯はありません。頭に着けて使うライトなので、手で持って照らしたいときは手持ちライトを合わせます。
おすすめの理由: 光を広げたり絞ったりできる手持ちライト。親子で幹や葉を照らす場所を変えて探せます。
選ぶときに見る所: 単3電池2本、電池込み約151g、長さ約16.3cm。340ルーメンで強弱の切り替えはありません。子どもが握れる太さか、後ろのスイッチを押せるかを見て選びます。
照らす人と見つける人を交代してみよう
まず親が幹の下の方からゆっくり照らし、子どもが虫の形を探します。全部を一度に明るくするより、「このくぼみは?」「裏側は?」と見る場所を少しずつ変えると探しやすくなります。
一匹見つかったら、今度は子どもがライトを持つ番に。立ち止まったまま親の見たい所を照らし、体の色、足の動き、食べている様子を一緒に見ます。歩き出す時は光を足元へ戻します。
捕まえた一匹を眺めるなら、透明な通気付きケースが便利です。サンコー「クリーンケースSS」は、小さな虫を持ち歩くのにおすすめです。虫の大きさに対して狭くないかを見て、観察後の飼育には別途その種類に合う住まいを用意します。
おすすめ商品 · 観察ケース
フタに通気孔がある透明ケース。保護者が運び、日陰で短く観察する用途に。リュックに入れるときは虫を出してからにします。
灯りを人の顔や車へ向けるとまぶしいので、照らすのは足元と見たい場所へ。二人とも虫に夢中になったら、一度止まってから場所を変えます。
姿が見つからない夜は、声の方向を探す
草むらから声が聞こえたら、まずその場で静かに聞いてみます。右と左で同じ声でしょうか。近づいた時に止まったら、少し待つとまた聞こえることもあります。
子どもには「どこだと思う?」と指で方向を示してもらい、親が園路から照らします。見つからなくても、次の明るい時間に同じ草むらを探す楽しみが残ります。
姿が分かった虫は、帰宅後に図鑑のページで見比べられます。「小学館の図鑑NEO POCKET 昆虫」は、親子で外へ持ち出す一冊におすすめです。
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見つけた虫をその場で調べる一冊に。自分用の図鑑とノートを並べると、写真とスケッチを見比べながら記録できます。
帰る時刻は、寝る時間から逆算する
帰りの移動や入浴を考え、子どもが普段眠る時間から逆算して出かけます。遠い山へ行くより、家やテントへ戻りやすい場所なら、初めての夜の探検にも取り入れやすくなります。
最後に見る木を決めておくと、「あの木を見たら帰ろう」と終わりが分かります。眠気や疲れが出た日は、そこまで待たずに戻ります。見つけた虫の話は、帰り道でも続けられます。道を見失った時や雷が聞こえる時も、虫探しを続けず戻ります。
昼にはどうしているのか、次に確かめに行こう
夜にいた虫は、昼にはどこにいるのでしょう。翌日、同じ木の同じ高さを見てみると、「ここにいたのに」という疑問が生まれます。
その一匹が昼と夜のどちらに動くのか、何を食べるのか。図鑑で調べてもう一度見に行けば、ライトで見つけた姿が、虫の暮らしを知るきっかけになります。
昼・夜・翌朝を一泊で見比べるなら、積んでいく道具をキャンプ場の虫取り道具で確かめられます。
夜の親子虫取りでよくある質問
夜の虫取りは何時ごろ行くとよいですか?
日没後から、施設の閉門・消灯時刻と子どもの寝る時間に間に合う範囲で組みます。まず昼に歩いた近い場所を選び、帰りの移動時間も含めて決めましょう。
子ども用のライトも必要ですか?
自分で照らす楽しみを持たせるなら、握りやスイッチを操作しやすい物を選びます。子どもが光を動かしても保護者が足元を見られるよう、大人の灯りも用意します。持たせるだけで単独行動を任せないことが大切です。
カブトムシが見つからなかったら、どう楽しめますか?
幹の別の虫、草むらの声、灯りの近くに止まる虫にも目を向けてみます。昼と夜で変わったことを一つ見つけ、次は同じ場所を明るい時間に探してみましょう。
参考にする公的情報
環境省「自然観察の森ガイドブック」夜の昆虫観察(冊子48〜49ページ)では、夕方と夜の樹液の木を見比べる活動を紹介しています。施設の利用時刻は、訪れる公園・キャンプ場の案内で確認できます。






