11月は、日なたの草地と冬支度の跡を探そう
11月も虫を探せます。まずは風の弱い、日差しの暖かい時間に、草地のふちをゆっくり見てみましょう。 動く虫に出会えない日は、低い枝についたカマキリの卵などに目を移すと、楽しみが続きます。
ただし、同じ11月でも暖かい地域と雪の降る地域では様子が違います。「何匹捕まえるか」より、「今日はどんな姿が見つかるかな」を目当てにすると、親子で出かけやすくなります。
どこで何を探す?まずは三つの場所から
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 探す場所 | 見つかることがあるもの | 子どもと見たいところ |
|---|---|---|
| 日の当たる草地のふち | ツチイナゴなどの虫 | 枯れ草にまぎれる体の色、跳ぶ前の姿 |
| 低い枝や枯れた草の茎 | カマキリの卵を包むかたまり | 形、ついている向き、周りの草 |
| 木の幹や壁の表面 | 冬越しの場所を探すナミテントウなど | 集まる場所、背中の色や模様 |
表は探す目当ての例で、必ず会える虫の一覧ではありません。ツチイナゴは成虫で冬を越し、暖かい日には草地で見つかることがあります。ナミテントウも成虫で冬越しし、寒くなるころに集まる様子が知られています。こどもの国の冬越し解説で、それぞれの姿を写真で確かめられます。
枯れ草の中に動きがあったら、追いかける前に一度止まってみてください。目を慣らしてから見ると、跳んだ先に止まる虫を探す遊びになります。植え込みの奥へ入らず、園路から見える範囲で十分です。
朝早くより、日が当たってからの短い散歩に
11月は「いつも朝9時」と時刻を固定するより、その日の寒さと日当たりで決めます。午前の遅い時間から昼ごろを候補にして、風が強い日や冷え込む日は外遊びの時間を短くしましょう。
- 出発前に、帰る時刻と公園の利用時間を決める。
- 着いたら、日なたの草地を一か所見る。
- 動く虫がいなければ、低い枝の卵探しへ切り替える。
例えば「草地を見て、帰りにいつもの木を一本見る」という短いコースなら、幼児と一緒でも区切りをつけやすくなります。夕方まで粘るより、次の暖かい日に同じ場所へ行くと、天気による違いも発見できます。
幼児は形探し、小学生は場所の違いを比べよう
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 一緒に遊ぶ子 | こんな問いから | 大人が手伝うこと |
|---|---|---|
| 幼児 | 「草と同じ色はどこ?」「丸いかたまりはある?」 | 探す場所を一つに絞り、見つけた方向を一緒に見る |
| 小学生 | 「日なたと日陰、どちらにいた?」「前と同じ枝かな?」 | 場所や時刻をメモし、見つからなかった日も残す |
| 虫に触りたくない子 | 「写真に撮れそう?」「何色が見える?」 | 捕まえる役を求めず、写真や図鑑で参加できるようにする |
年齢は遊び方を決める目安です。名前当てが好きな幼児もいれば、眺めている時間が好きな小学生もいます。子どもが気にした一つを、大人も一緒に見てみましょう。
枝の小さな袋が気になったらミノムシの冬の観察へ。夏に見たアリの行列がなくなった理由は、冬のアリの過ごし方で調べられます。
捕まえるなら、虫に合う入れ物も考える
採集できる公園か確かめたうえで、一時的に捕まえて観察するなら、入れる虫と観察時間に合うケースを選びます。透明なケースは横から姿を見やすく、細かなすき間も確認しやすい道具です。
一方、飛ぶ虫は容器の広さや内側への接触にも気を配りたいところ。虫かごを買い足す予定なら、透明ケース・折りたたみ式・メッシュ式を比べる虫かごの記事で、運び方と入れる虫に合うものを選べます。手を使わず捕まえる道具も紹介しています。
冬越しのために集まっている虫や、枝についた卵は、その場で見る楽しみに。木の皮をはがしたり、卵のかたまりを割ったりしなくても、写真に残せる発見があります。
小さな模様を見たいならルーペ、名前を調べるなら図鑑
「見つけたけれど、小さくてよく分からない」。そんな場面が増えたら、次のお出かけにルーペを一つ足すと、背中の模様や卵の表面を一緒にのぞけます。レイメイ藤井の超観察ルーペ EW401は本体35g。幼児は大人が位置を合わせ、小学生は自分で見える距離を探す使い方ができます。太陽は絶対にのぞかないよう、使う前に約束しましょう。
見つけた虫の名前をその場で調べたいなら、「小学館の図鑑NEO POCKET 昆虫」が候補です。持ち歩くための小さな判型なので、大きな写真をゆっくり見たい家族は、家にある図鑑で写真を調べる方法も選べます。
次の散歩で、見つけた虫をもっと知るために
小さな模様を親子で見たいならルーペ、見つけたその場で名前を調べたいなら携帯図鑑。次にやってみたいことに合う一つを選んでみてください。楽天は商品ページ、Amazon・Yahoo!は商品名の検索結果へ進みます。型番・書名と送料を確かめて購入できます。
おすすめの理由: 3.5倍の大きなレンズで形を見つけ、6倍・13倍の小レンズで同じ場所を見比べられます。
選ぶときに見る所: 本体35g・高さ132mm。小さな子は親が手を添えて、一緒にのぞくところから始められます。
おすすめの理由: 現地に持ち出しやすいポケット判。捕まえた虫をその場で調べたい親子におすすめです。
選ぶときに見る所: 持ち歩き用の小さな判型です。写真と文字の大きさが子どもに見やすいかを見て選びます。
見つからなかった日も、次の探し方が分かる
「虫はいなかった」で終える前に、日なたは暖かかったか、風が吹いていたかを一言残してみてください。次の散歩で同じ場所を見ると、違いに気づく手がかりになります。
写真一枚に「11月、晴れ、草地のふち」と添えるだけでも記録になります。書くことを増やしたくなったら、親子で使える観察ノートの書き方へ。最初から長い文章を書く必要はありません。
まだ虫の声が聞こえる日は、短い録音とメモで残す観察にも挑戦できます。聞こえなくなった後は、秋の録音を家で聞き比べる方法もあります。
よくある質問
11月でもバッタは見つかりますか?
種類や地域によります。ツチイナゴのように成虫で冬を越す種類は、暖かい日の草地で見つかることがあります。夏と同じ数や種類を期待せず、日当たりのよい場所をゆっくり探しましょう。
11月の虫取りに網や虫かごは必須ですか?
その場で見る、写真を撮る、卵の形を探す遊びなら必須ではありません。採集する予定があるときに、施設のルールと入れる虫に合わせて用意します。
寒くて虫が動いていないときはどうしますか?
触って動かそうとせず、姿といた場所を観察します。外で過ごしづらい日は帰って写真を調べる日にしても楽しめます。






