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虫を探す

10月の虫探し秋のチョウ・カマキリと冬越しの準備を観察

父子が10月の公園で低い枝と葉を眺め、ルーペを手に観察するイラストPR記載も含みます。

10月に子どもと探せる虫、花・草地・枝の見どころ、暖かい時間の選び方を紹介。カマキリの卵鞘やチョウの姿から冬越しへ関心をつなげます。持ち帰らずに観察するコツ、ルーペの選び方、11月へ続ける記録も分かります。

10月の虫探しは、暖かく風の穏やかな日に、花・草地・低い枝を見て回るところから始められます。チョウやカマキリ、赤とんぼを探すほか、枝などについた卵を包む塊にも目を向けると、冬へ続く観察になります。

秋が深まっても、すべての虫がいなくなるわけではありません。どんな姿で冬を迎えるのかは種類によって違います。10月に見つけた一つを覚えておくと、11月や12月の散歩にも楽しみが残ります。

10月に見られる虫は、地域の自然情報から選ぶ

出かける前に、公園や昆虫館の最近の観察情報を見てみましょう。ぐんま昆虫の森の10月のカレンダーでは、オオカマキリ、キタテハ、アサギマダラ、ホシホウジャク、オオアオイトトンボなどが紹介されています。

これは群馬のその環境で探すための候補です。北海道、山地、暖かい地域では時期や種類が異なるので、全国共通のチェックリストとして全部を探す必要はありません。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

見る場所見つかる可能性のあるもの観察のきっかけ
日が差す花や花壇チョウ、ホウジャクなど花に止まるか、飛びながら蜜を吸うか
草地や茂みの外側バッタ、カマキリなど周りの草の色と比べる
水辺近くの杭や茎赤とんぼなど止まる場所や羽の模様を見る
低い枝、草の茎、構造物カマキリの卵鞘など何についているかを記録する
園路から見える葉幼虫や食べ跡虫がいるか、跡だけかを分ける

花へ来る虫にはハチもいます。「花の虫なら触ってよい」と考えず、分からないものは離れて眺めます。虫が見つからないときも、食べ跡や空の抜け殻など、暮らしの跡に気づけることがあります。

何時に出かける?冷える日は暖かい時間へ

10月は、朝夕が冷える日と、日中に暑さが残る日があります。夏の早朝の予定をそのまま使わず、気温、風、雨、その日の子どもの体調から決めます。

冷える朝は、日が差して暖かくなってからの短い散歩を候補にします。暑い日には無理に日なたを歩き続けず、休める場所を選んでください。風が強く花の虫が見づらい日は、園路から葉や枝を見る遊びに替えられます。

帰る時刻も、夏と同じ感覚にしないことが大切です。国立天文台の暦計算室などで地域と日付の日没を調べ、暗くなる前に帰れる道順にします。長袖の羽織り物は、子どもが着脱しやすいものを手持ちの服から選びましょう。

花から草地、低い枝へ。一度に全部を探さない

公園に着いたら、最初に見る場所を一つ決めます。「今日は花に来る虫」「今日はカマキリのいた草」と絞ると、あちこち歩き回るより変化を見つけやすくなります。

花では、飛び回る虫を追うより、少し離れた場所で来るのを待ちます。羽を開いたときと閉じたときの色が違えば、子どもの言葉で教えてもらいましょう。見やすくするために虫の羽を開く必要はありません。

草地では、前にカマキリを見た茎や、バッタが跳んだ辺りを眺めます。次に低い枝や葉へ目を移し、動かない小さなものも探してみます。草の中へ踏み込まず、通ってよい園路から見える範囲で十分です。

遊びを増やしたい日は、秋の虫取りを色・動き・鳴き声で楽しむ方法へ。まだ残暑の強い地域では、9月の虫取りで考える暑さと場所も役に立ちます。

カマキリの卵鞘を見つけたら、場所ごと記録する

カマキリの卵が入った塊は、卵鞘(らんしょう)と呼ばれます。成虫が見られる時期に、すでに卵鞘が見つかることもあります。

小峰公園の2025年10月の自然情報にも、カマキリと卵を包んだ塊の観察例があります。同じ案内には動植物の採集・持ち出しを控えるルールも載っています。自然情報に虫が紹介されていても、捕まえてよい場所とは限りません。

見つけたら、切り取ったり中を開いたりせず、その場所で写真を一枚残します。高い枝なら無理に届かせません。塊の形だけでは分からない場合は「枝についていたもの」と記録し、後から調べられます。

次に気になるのは「この中に何匹いるの?」「いつ出てくるの?」かもしれません。詳しい観察はカマキリの卵鞘へ進めます。暖かい室内へ飾る前に、ふ化後の世話まで必要になることを確認してください。

「冬にはいなくなる?」を、種類ごとに考える

秋に見た虫が、すべて同じ姿で冬を過ごすわけではありません。卵、幼虫、さなぎ、成虫など、種類ごとに異なる姿で季節を越えます。

たとえばキタテハは成虫で冬を越すチョウです。板橋のデジタル図鑑では、越冬する姿や夏型・秋型の違いが確認できます。一方、アゲハにはさなぎで冬を越すものがあり、同じ「チョウ」で一括りにはできません。

子どもと話すなら、「今日の虫は、冬もこの姿なのかな?」と一つ選んで調べます。見つけた虫を暖めて動かそうとしたり、樹皮をはがして隠れ場所を開いたりする必要はありません。

さなぎを見つけたときの考え方はアゲハのさなぎの冬越し、寒い季節に探す場所は冬の虫探しで確認できます。

小さなものを近くで見るなら、軽いルーペを

枝についたものの表面や、葉の食べ跡を見たいときは、手持ちの虫眼鏡を使えます。新しく用意する候補は、レイメイ藤井「超観察ルーペ EW401」です。メーカー仕様では、本体55×132×8mm、重さ35gです。

3.5倍・6倍・13倍のレンズがあり、最初は見たい場所を合わせやすい3.5倍から使います。倍率が高ければ何でも見やすくなるわけではなく、見える範囲が狭くなり、位置や距離の調節も必要になります。

これは手元に近いものを見る道具です。高い枝の卵や、花へ逃げていくチョウを、離れた位置から大きく見る用途とは分けてください。

「小さくてよく分からなかった」を、その場でもう一度見たい子には、散歩へ持っていける軽い一本が役立ちます。 持ち手の大きさを確かめ、EW401の型番で選びましょう。すでに使いやすい虫眼鏡があれば、買い替えずに始められます。

枝についたものや葉の食べ跡を、近くで見るルーペ

小さなものを一つずつ見たい日に、35gのレイメイ藤井・超観察ルーペEW401が候補です。まず3.5倍のレンズで位置を合わせます。高い枝や逃げる虫を遠くから見る道具ではありません。子どもが持ちやすいかを確かめ、EW401の型番で選んでください。

ルーペで太陽を見たり、虫へ日光を集めたりしません。使わないときはしまい、日当たりのよい場所へ置いたままにしないでください。大きさや倍率を比べたい場合は子どもの昆虫観察ルーペへ進めます。

同じ場所の一枚を、11月・12月へつなぐ

10月に見つけたものを一つ選び、場所が分かる写真と、近くからの写真を無理のない範囲で撮ります。次回は同じ方向から見れば、周りの葉や草の変化も比較できます。

記録すること残す理由
日付と時間月だけでなく、観察した時点を比べる
天気と暖かさ・風見え方や活動の違いを考える手掛かりにする
何についていたか同じ場所を次に探すため
動いていたか、動かなかったか見たことをそのまま残す
名前が確かか、まだ不明か後から調べた情報と区別する

一度いなくなっていても、「寒くなって死んだ」とすぐに結論を出しません。移動した、隠れた、見つけられなかったなど、ほかの可能性も残ります。

次は11月の虫取り、さらに12月の虫探しへ。冬にも遊べると分かると、秋の散歩が次の季節を楽しみにするきっかけになります。

よくある質問

10月はもう虫取りを終える時期ですか?

地域や天候によって、まだ活動する虫を見られます。見つからなくなったら、動く成虫だけを追うのではなく、卵や食べ跡などを見る観察へ広げられます。

動かない虫は、家で暖めてよいですか?

観察のために暖めて動かすことはしません。種類や状態が分からないまま環境を変えず、まずその場で姿と周りの様子を記録します。

落ち葉の下を全部探せば、冬越しする虫を見つけられますか?

広く掘り返すと隠れ場所を壊してしまいます。立ち入りや採集のルールを確認し、観察できる場所でも動かす範囲を小さくして、元の状態へ戻します。園路から見える枝や葉を探すだけでも始められます。

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