9月も、親子の虫取りを楽しめる時期です。草地のバッタやカマキリ、水辺近くのトンボ、草むらで鳴く虫を手掛かりに、夏とは違う顔ぶれを探せます。
ただし、9月になったから涼しいとは限りません。地域やその年の天候で虫の現れ方も変わるため、「今日は何を捕まえるか」より先に、暑さと行ける場所を確かめましょう。
9月に探す虫と場所の目安
次の表は、本州の平地の公園や里山などで計画を立てるための候補です。全国どこでも同じ虫がいる一覧ではありません。北海道や標高の高い場所では季節が早く進む場合があり、暖かい地域とも見られる時期が違います。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 探したい虫 | 最初に見る場所 | 親子で見たいところ |
|---|---|---|
| ショウリョウバッタなど | 草地の縁、歩ける範囲の低い草 | 細長い体、後ろ脚、止まった向き |
| オンブバッタなど | 葉の上や草の茂み | 葉に似た色、小さい個体と大きい個体 |
| カマキリの仲間 | 草の上、低い枝、茂みの外側 | 前脚の形、じっと待つ姿 |
| 赤とんぼの仲間 | 池の周辺、草地の杭や茎 | 止まり方、体の色、羽の模様 |
| コオロギ・ツユムシなど | 草むらの縁、落ち葉のある場所 | 声が聞こえる方向、触角や脚 |
| 花を訪れるチョウ | 園路から見られる花壇や野草の花 | 花に止まる姿、羽を開閉する様子 |
ぐんま昆虫の森の9月の昆虫カレンダーにも、複数のバッタや赤とんぼ、エンマコオロギなどが紹介されています。出かける地域の公園や昆虫館の情報を見ると、その場所に合う候補を絞れます。
赤いトンボを見ても、すべてアキアカネとは限りません。色だけで名前を決めず、撮れた写真と図鑑の形を比べます。名前が分からないままでも、「赤いトンボが杭に止まった」と残せます。
前半と後半は、カレンダーより当日の様子で選ぶ
9月前半は夏のように暑い日が続くことがあります。後半でも暑い日はあり、「午後なら涼しい」「連休なら秋の虫がそろう」とは決められません。
虫の出方にも年ごとの差があります。小山内裏公園の2025年9月14日の記録では、草地のバッタが見られる一方、アキアカネの大群はまだ飛来していないと紹介されています。過去の記録は探す手掛かりにし、今年の状況は直近の自然情報で確かめます。
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| 当日の様子 | お出かけの組み立て方 |
|---|---|
| 残暑が強い | 屋外活動を控える判断も含め、涼しい場所で図鑑や写真を楽しむ |
| 暑さが落ち着き、地面が乾いている | 近所の草地を一か所選び、短く探して休む |
| 雨の後で草が濡れている | 滑らない園路から見られる範囲にする |
| 風が強い・荒天が近い | 追いかける虫取りをせず、別の日や屋内の遊びへ替える |
出発前には天気予報と環境省の暑さ指数・熱中症予防情報を確認してください。月の名前や時間帯だけで安全と判断せず、警戒される暑さの日は外遊びを見直します。詳しくは暑い日の虫取りへ進めます。
行き先は「草地・花・水辺」から一つ選ぶ
初めての9月の虫取りなら、遠くの採集場所を探す前に、近所の公園の環境を見直してみましょう。大人が休憩場所や帰り道を知っている場所なら、短く切り上げやすくなります。
捕まえてみたい子には、採集が認められた草地。 歩ける範囲と立入禁止の場所を確認して、低い草の外側から探します。草刈り直後に見つからないときは、刈り残された場所へ勝手に入らず、別の日や場所を選びます。
追いかけるより眺めたい子には、園路から見られる花。 花へ来る虫を待てば、網を持たなくても楽しめます。チョウと一緒にハチも訪れるため、名前が分からない虫へ手を伸ばさないでください。
トンボが好きな子には、柵や園路のある池の周辺。 水際へ下りなくても見える杭や茎を探します。田んぼも候補に見えますが、農作業をする私有地です。畦や水路へ無断で入らず、公道など通れる場所から観察します。
採集の可否は、公園で虫取りをする前の確認を参考に調べられます。採集できない場所であっても、観察できる範囲なら写真や絵を残す楽しみ方があります。
到着したら、飛び出した先を追わずに見る
草地に着いたら、先に歩ける範囲と休む場所を決めます。いきなり網で草を払うより、少し止まって動くものを探してみてください。
バッタが跳んだら、子どもと一緒に着地した場所を目で追います。大人が「右の葉の下」など、位置を言葉で伝える役になると、走って追い続けなくても探し直せます。詳しい網の使い方はバッタの捕まえ方で確認できます。
幼児なら「一匹を見つける」「声を一つ聞く」くらいの遊びから。小学生なら、同じ場所の夏の写真と、草の高さや虫の顔ぶれを比べられます。長く遊べたか、何匹捕まえたかを競わなくても、次に見たいことが一つ残れば十分です。
草地へ持っていく網は、子どもが扱える長さで
近所の低い草を探す日に新しく用意するなら、エーワン「ファンキーズ1号 KAT-20BK」が候補です。メーカーの製品案内でも、コンパクトな虫取り網として紹介されています。
短くした状態で持ち歩き、使う場所で必要な長さまで伸ばせます。ただし、小型の網で太い草を払ったり、枝を引っ張ったりする使い方には向きません。高い木や遠くを飛ぶ虫まで、一つの網で届かせようとしないでください。
散歩の荷物を大きく増やさず、子どもが自分で草の虫を探す一本を持ちたい家庭に合う候補です。 手持ちの網を問題なく扱えているなら、そのまま使えます。買い足す場合は、KAT-20BKの型番と収納時の大きさを確認し、届いたら大人と長さの調節を試してから出かけましょう。
低い草の虫を探す日に、短くして運べる網
近所の草地へ持っていく一本なら、小型伸縮網のファンキーズ1号KAT-20BKが候補です。短くした状態で運び、子どもが扱える長さだけ伸ばして使えます。太い草を払う道具や、大型の飛ぶ虫を長く入れておく容器にはしません。型番と収納時の大きさを確かめて選んでください。
おすすめの理由: 小型で持ち歩きやすい伸縮網。チャーム楽天市場店の掲載例は全長約39〜86cm、口径約19.5cmです。徒歩や自転車で出かける日の候補になります。
選ぶときに見る所: 販売店により寸法の表記が異なります。購入先の本数と、縮めた長さ・伸ばした長さを確かめてください。丈夫さを優先するなら別のタイプも比べ、届いたら子どもと短い状態から試してみましょう。
体格や使う場所に合う網を比べたい場合は、伸縮式の虫取り網の比較も参考になります。歩くときは網を振り回さず、先端を周りの人へ向けません。
捕まえた後は、同じ虫かごへ全部入れない
虫かごは、捕まえる予定の虫に合わせます。小さな歩く虫なら逃げ出すすき間、飛ぶ虫なら羽がぶつかる広さや素材が気になるところです。虫に合う虫かごの選び方で、透明ケースとメッシュ式を使い分けられます。
カマキリはほかの虫を食べるため、バッタやチョウと同じ容器にまとめません。また、一時的に観察することと、家で飼い続けることは別です。持ち帰りたい場合は、餌と世話の方法を先に確認します。
秋のカマキリを飼う準備はカマキリの餌・水分・脱皮の空間へ。準備ができていなければ、採集場所のルールに従って、その場の観察で終えましょう。
帰宅後は、9月の一ページを作る
写真を一枚選び、「どこで」「何をしていたか」を添えます。鳴き声だけの日は、聞こえた方向や周りの草の様子を絵にしても構いません。
同じ公園へ次に行くときは、前回の場所を見てみます。夏とは違う発見を遊びにするなら秋の親子虫取り、寒くなった後の探し方は11月の虫取りへつなげられます。
よくある質問
9月でもカブトムシやセミを探せますか?
地域、種類、その年の天候で違います。夏と同じ虫だけを目標にするより、直近の自然情報を見て、草地の虫など別の候補も用意すると計画を立てやすくなります。
鳴く虫は夜へ出かけないと楽しめませんか?
昼に姿を探したり、明るいうちに聞こえる声へ耳を澄ませたりするところから楽しめます。鳴く時間は種類や環境で違うので、声がしない日も虫がいないと決めつけません。
9月の虫取りに、網と虫かごの両方が必要ですか?
捕まえて短く観察するなら、対象に合う容器も必要です。写真や声を楽しむ日なら、どちらも持たずに出かけられます。その日の遊びを先に決めて準備します。






