カブトムシを探している木の樹液にハチがいたら、その木へ近づかず、親子で静かに離れます。 網や手で追い払わず、カブトムシを取るために手を伸ばしません。離れて落ち着いたら、別の場所の虫を探したり、家で樹液に集まる虫を調べたりして楽しめます。
目の前にカブトムシがいれば、子どもが取りたくなるのは自然なこと。「見つけたね。でも今はハチもご飯を食べているから、この木から離れよう」と、発見を受け止めてから次の行動を伝えます。
樹液にハチとカブトムシがいた時の動き方
樹液にはカブトムシやクワガタだけでなく、スズメバチの仲間も来ます。平塚市博物館も、樹液でスズメバチを見つけたら、そっと引き返すよう案内しています。
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| 見つけた場面 | 親子ですること |
|---|---|
| 木へ近づく前にハチが見えた | その木へ向かわず、離れた道へ戻る |
| ハチが近くを飛んできた | 網や手を振らず、姿勢を低くして静かに離れる |
| 子どもがカブトムシへ手を伸ばしそう | 親のそばへ呼び、取る手を止めて一緒に移る |
| 木の穴などへ何度も出入りしている | 巣を探しに行かず、その木の周りを避ける |
「手で振り払わず、静かに離れる」という動きは、仙台市の案内でも示されています。写真のために木へ寄ったり、枝を揺らしたりせず、親子でその場所を離れるのが先です。
ハチに刺された時は、遊びを止めて対応する
まずハチのいる所を離れ、刺された所を水で洗います。仙台市は早めに医師の診察を受けるよう案内しています。呼吸が苦しい、意識がおかしいなど急な全身症状があれば119番へ。子どもの虫刺されへの対処
刺された時刻、場所、体調の変化を伝えます。詳しい備えは親子のハチ対策へ。
木から離れたら、次の虫探しを相談する
ハチのいる木と周囲を離れ、子どもも落ち着いたら、「草の所でバッタを探そうか」「今日はカブトムシの作戦を考えながら帰ろうか」と相談してみます。その一本で採れなかったことを、虫探し全体の失敗にしなくてよいのです。
別の場所へ移る時も、ハチを追って木の裏へ回ったり、巣を探したりはしません。開けた道沿いで、別の虫の動きへ目を向けます。怖くなった子には休憩や帰る選択もあり、無理に続けさせません。
カブトムシを探す場所を増やしたい時は、カブトムシがいそうな木と場所へ。次のお出かけの時間を考える時は、親子のカブトムシ採集も参考にできます。ハチを見た木へ夜なら必ず近づける、と考えず、別の候補も探してみましょう。
樹液は、いろいろな虫が来る食事場所
スズメバチの成虫は甘いものを好み、樹液にも来ます。一方、幼虫には昆虫などの肉を団子状にして与えます。同じハチでも、大人と子どもで食べ物が違うのです。樹液にはカナブンの仲間も集まります。樹液に来る虫の解説
木から離れた後で、「カブトムシだけのご飯じゃなかったね」「ハチの子どもは何を食べるんだろう」と話せば、見つけた場面が図鑑を開くきっかけになります。
家で調べる一冊には、小学館の図鑑NEO『昆虫』をおすすめします。カブトムシとハチのページを見比べて、食べ物や体の違いを親子で探してみましょう。名前を全部覚えることより、その日の疑問を一つ調べる使い方で楽しめます。
おすすめ商品 · 家で開く昆虫図鑑
家で写真と見比べ、虫の名前や特徴を探す一冊。小学館の図鑑NEO「昆虫」DVDつきです。持ち歩く道具とは分けて、家で広げて使う図鑑として紹介しています。
持ち歩く図鑑と、別の虫を眺める双眼鏡
外へ持っていく本には、コンパクトな「小学館の図鑑NEO POCKET 昆虫」がおすすめです。家で読む大きなNEOと使い分け、離れた場所や帰り道で気になった虫のページを探せます。
花に止まったチョウなどを眺める道具には「PENTAX Papilio II 6.5x21」もあります。倍率6.5倍、最短約50cmからピントが合い、重さは約290g。防滴型ではないため、水濡れには気を付けて使います。最短距離は機器の性能であり、ハチへ近づくための目安にはしません。
子どもと使う場合は、目幅やピントを親と合わせ、無理なく持てるかを見て選びます。立ち止まって使い、太陽は見ません。
親子の虫探しに持っていく図鑑と双眼鏡
離れた後に図鑑で調べる、別の場所でチョウを眺める。見つけた虫の楽しみを広げる道具です。
おすすめの理由: 現地に持ち出しやすいポケット判。捕まえた虫をその場で調べたい親子におすすめです。
選ぶときに見る所: 持ち歩き用の小さな判型です。写真と文字の大きさが子どもに見やすいかを見て選びます。
おすすめの理由: 約50cmからピントが合う6.5倍の双眼鏡。花に止まるチョウの口や模様を、親子で交代して見たいときに。
選ぶときに見る所: 約290gで、防水型ではありません。子どもの目の幅に合うか、両手で持ちやすいかを試して選びます。
ハチのいた木から離れた後、別の場所の花で親が先にピントを合わせ、子どもへ渡してみます。「あのチョウ、羽を閉じたり開いたりしているね」と、捕まえるのとは違う楽しみも試せます。
樹液にハチがいたときのよくある質問
ハチが一匹だけなら、カブトムシを取れますか?
樹液にハチがいる木へ手や網を入れず、その木から離れます。カブトムシだけを取ろうとしてもハチを刺激することがあるためです。
ハチを見たら、その日の虫探しは終わりですか?
その木と周囲から静かに離れます。離れて落ち着いた後は、別の場所で違う虫を探す、休憩する、帰って図鑑を見るなど、親子の様子に合わせて選べます。
双眼鏡ならハチのいる木へ近づいてもよいですか?
道具があっても、その木へ近づきません。紹介した双眼鏡は、別の場所の花やチョウなどを親子で眺める時に使います。
採れなかった日にも、話したくなる発見がある
「あの木には、カブトムシもハチも来ていたね」。持ち帰る虫がいなくても、同じご飯にいろいろな虫が集まることを見つけた一日です。親も「ハチの食べ物は知らなかったな」と、一緒に驚けます。
次のお出かけでは別の木や場所を探し、また違う虫に出会うかもしれません。カブトムシを見つけた喜びも、取りたかった気持ちも、親子で覚えておきたい虫探しの話になります。






