国産カブトムシの成虫用ケースは、マット・エサ場・つかまれる木片を置き、虫が動く場所も残せる大きさで選びます。一匹のお世話から始めるなら幅30.5cmのクリーンケースM、配置に余裕を作りたいなら幅37.5cmのLがおすすめです。
「この木を登ってくれるかな」「エサはこっちに置こう」。子どもと住まいを作ると、毎日見に行きたくなる一匹の居場所ができていきます。
カブトムシ飼育ケースMとLのサイズを比べる
三晃商会クリーンケースMとLは、透明な本体と、細かな通気孔のあるふたを組み合わせたケースです。どちらもふた全体を外して世話をする構造です。先に見比べるのは、置く棚に収まる大きさです。次の数値はメーカーの製品サイズ表示で、内側の広さやマットを敷いた後の空間とは分けて考えます。
表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。
| 比べる所 | クリーンケースM | クリーンケースL |
|---|---|---|
| メーカーのサイズ表示 | 幅30.5×奥行19.5×高さ23.2cm | 幅37.5×奥行22×高さ28cm |
| 置き場所の考え方 | 一匹のお世話と棚への収まりから比べたい時 | 足場やエサ場の配置に余裕を作りたい時 |
| ふた | 小さなエサ窓はなく、全体を外す形 | 同じく全体を外す形。高さも大きくなる |
| 選ぶ時に気にしたいこと | 木片を置いても虫が動く場所が残るか | 大きなふたを外す場所、洗い場までの運びやすさ |
LはMより幅が7cm、奥行きが2.5cm、高さが4.8cm大きくなります。ケースそのものが棚に収まるかに加えて、ふたを外して置く場所と、エサ替えで手を入れる余裕も見ておきます。
メーカーはサイズごとに製品仕様を案内しています(クリーンケースLの仕様)。高さの低い「フラットL」は別の製品なので、買う時は名前と高さを合わせて選んでください。
Mは棚への収まり、Lは配置のゆとりで選ぶ
クリーンケースM|一匹の住まいと世話を始めるなら
Mは、まず一匹のエサ場と足場を並べ、毎日横から様子を見たい家庭におすすめです。中に入れる用品も一緒に考えると、ケースが道具だけでいっぱいになるのを避けられます。
届いたらケースの縁とロックを見て、持ち運ぶ時は底を支えます。購入者の声はカブトムシ飼育の記事で紹介しています。
小さなエサ窓がないため、ゼリーだけを替える時にもふた全体を外す形です。小窓から片手でエサを差し替えたい場合は、希望する使い方と合うかを確かめてください。
クリーンケースL|足場やエサ場をゆったり置きたい時
Lは、広めに木片を置いたり、エサ場と隠れる場所を分けたりしたい家庭におすすめです。子どもが「あっちから登る道にしよう」と配置を考える楽しみも増やせます。
そのぶん、置く面積と高さが必要です。マットや用品を入れたケースを、子どもが棚から何度も下ろす使い方より、日々の世話は置いたまま行い、大きな掃除では親が底を支えて移す使い方が向いています。
M・Lとも、メーカーはふたと本体の接する部分が固く、開閉しにくい場合があると案内しています。届いたら空の状態で親子で開けてみて、子どもには難しい所を親が手伝いましょう。湿気が多いと曇りやカビが出る場合もあるため、水を足す量はマットの状態に合わせます。
親子で住まいを作るクリーンケースMとL
置く棚への収まりと、木片やエサ場を並べた時のゆとり。子どもが中を見たり世話したりする姿も考えて選びましょう。
おすすめの理由: 幅30.5×奥行19.5×高さ23.2cmの透明ケース。中を横から見やすく、ケースから飼育用品を選んで組み合わせたい家庭におすすめです。
選ぶときに見る所: 小さなエサ窓はなく、ふた全体を外してエサを替えます。運ぶときは底を支えます。マットやエサは別売りです。

おすすめの理由: 幅37.5×奥行22×高さ28cm。足場とエサ場をゆったり配置したい家庭におすすめです。子どもと一匹の住まいを整えてみましょう。
選ぶときに見る所: 浅型フラットLとは違う高さ28cmのクリーンケースLです。メーカーはふたの接触部分が固い場合や、湿気が多い時の曇り・カビを案内しています。底を支えて運びます。
複数の成虫は、ケースを分けて一匹ずつ見てみる
カブトムシのオス同士は、エサなどをめぐってけんかをします。初めて親子で世話する時は、一つの大きなケースへ何匹も入れるより、一匹ずつ分けて、その虫の動きや食べる量を見る方法をおすすめします。
「こっちは木の下によくいるね」「こちらはすぐエサへ来るね」と、同じカブトムシでも違いを見つけられます。大きなケースを買えば必ず同居できる、という選び方にはしません。
卵から育てたい時や幼虫を飼う時は、成虫を見るための配置とは変わります。すでに卵が見えたら卵を見つけたときの世話へ。カブトムシの飼育と毎日の世話や幼虫を親子で育てる記事へ進んでください。
子どもが見やすく、エサ替えに届く所へ置く
直射日光が当たらず、風通しのよい涼しい所で、ケースの横から子どもが中を見られる位置を選びます。ふたの上へ物を重ねるより、開けて置く場所を空けておくと世話がしやすくなります。
親子でエサを替える時は、ケースを低く安定した作業台へ移してから始めてもよいですね。親がふたを開け、子どもが交換したエサを置き、最後に一緒にふたを閉める。慣れてきたら、できそうな役を増やしてみましょう。
足場には「三晃商会 天然小枝 約120g」などがおすすめです。カブトムシがつかまれるよう、枝や樹皮をマットの上へ置きます。長さや形には違いがあるので、ふたを押し上げない高さと、ぐらつかない置き方で並べます。
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カブトムシやクワガタがつかまる小さな足場に。細めの天然の枝なので、太い登り木が欲しいときは別に選びます。歩く場所を残して置き、使っている間はカビや傷みも見ましょう。
エサ場やマットの汚れが気になったら、ケースの掃除とコバエ対策で交換の流れを確認できます。昼間に潜っている時は掘り起こさず、夕方などに出てきた動きを見てみてください。
カブトムシ飼育ケースのサイズでよくある質問
一匹ならM、二匹ならLと決められますか?
寸法だけで頭数は決めません。初めての成虫飼育では一匹ずつ分け、虫の大きさ、木片とエサ場を置いた後の広さ、置く棚からMとLを比べます。
Lの方が子どもには世話しやすいですか?
用品の配置に余裕を作れますが、高さとふたも大きくなります。子どもの目線と手の届き方を見て、開閉や重いケースの移動は親も一緒に行います。
小さなエサ窓はありますか?
紹介するクリーンケースM・Lには小さなエサ窓がなく、ふた全体を外します。中を広く手入れできる一方、エサだけを小窓から交換する使い方はできません。
自分で作った住まいで、毎日の違いを見つけよう
子どもが置いた木片を登ったり、同じ隅へ潜ったり。ケースの中を毎日見るうちに、「今日はここにいた」と自分から教えてくれることもあるでしょう。
気になる動きがあれば、小学館の図鑑NEO『昆虫』を横に置いて、写真と見比べてみます。「この脚でしっかりつかまっているね」と親も一緒に見る時間が、家で育てた一匹の思い出になります。
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