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好きを育てる

虫の絵本おすすめ10冊
1歳から小学生まで年齢別に選ぶ

母親と子どもが、虫を描いた絵本を一緒に開いているイラストPR記載も含みます。

虫の絵本を、年齢と「虫が怖い・見たい・触りたい」の距離で選ぶ親子向けガイド。1〜2歳、3歳、4〜5歳、小学生の候補10冊と、読んだあとに外で探す虫・場所・月の対応表、読み聞かせの悩みへの答えをまとめました。

「虫の絵本を一冊買いたいけれど、対象年齢だけでは決めきれない」。そんなときは、その子が今どのくらい虫に近づけるかも手がかりになります。音をまねするのが好きならリズムのある本、お話が好きなら虫が登場する物語、姿を詳しく見たいなら写真絵本。年齢は目安にして、まず一緒に開きたくなる絵柄を選びましょう。

この記事では、出版社の案内をもとに候補10冊を年齢別に並べ、外遊びにつなげたいときの虫・場所・時期を添えました。本を読んで楽しむだけでも十分です。怖い虫に触れる練習として、無理に読ませる必要はありません。

虫の絵本は、年齢と「虫との距離」で選ぶと迷わない

どんなページを開きたい?。音をまねしたい:短い言葉と繰り返しの絵本。お話を楽しみたい:虫が登場する物語。姿を詳しく見たい:写真絵本や写実的な絵
年齢は目安。試し読みで子どもの反応を見ながら選びます。順番に進む必要はありません。 図を選ぶと拡大できます。

絵本の対象年齢は、文章の長さや言葉の難しさの目安です。虫の絵本ではもう一つ、絵の「リアルさ」が子どもの反応を分けます。かわいく描かれた虫は喜ぶのに、写真になると本を閉じる子もいれば、写真でないと物足りない子もいます。

そこで、年齢と、虫との今の距離を縦横にして候補を置きました。まず自分の子がどのマスに近いかを見てください。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

年齢の目安虫はまだ怖い・遠くから見たい見たい・名前を知りたい触りたい・捕まえたい
1〜2歳『てん てん てん』『むしさん どこいくの?』『むしさん どこいくの?』
3歳『むしたちのうんどうかい』『セミくん いよいよこんやです』『なつのいちにち』
4〜5歳『ぼく、だんごむし』『かぶとむしは どこ?』『むしとりにいこうよ!』
小学生『ダンゴムシ みつけたよ』『セミたちの夏』『セミたちの夏』

これは本の内容から考えた選び方の例で、怖さを克服する順番や発達の基準ではありません。左の列にも写実的な絵や写真の本があります。試し読みや図書館でページを開き、その子の反応を見て選んでください。出版社の対象年齢より上の本を、大人と一緒に読むこともできます。

音を楽しむ一冊と、虫探しのお話

短い言葉や繰り返しが好きなら『てん てん てん』、虫を探すお話を読みたいなら『むしとりにいこうよ!』が候補です。試し読みや図書館で絵柄を確かめてから選んでも構いません。楽天は各書籍の商品ページ、Amazon・Yahoo!は検索結果です。

1歳・2歳|音とリズムで、名前より先に「いた」を楽しむ

この年齢の虫の絵本は、ストーリーより、繰り返しの言葉と大きな絵が頼りになります。虫の名前を覚えさせるより、ページをめくるたびに「いた」と指させることが、外で葉の上のテントウムシを見つける遊びにそのままつながります。

『てん てん てん』(わかやましずこ、福音館書店)は、出版社の表記が「読んであげるなら0才から」の絵本です。20ページで、リズムのある言葉と大胆な虫の絵が続きます。文はごく短く、好きなページだけを開く読み方にも向きます。てんとうむしのページを読んだら、花壇の葉の上で赤い点を探す遊びに移れます。

『むしさん どこいくの?』(得田之久、童心社)は、てんとうむしに「どこいくの?」と話しかける赤ちゃん絵本です。出版社の対象は2歳からで、紹介文では1歳からとしています。24ページ、文は少なく、同じ問いかけを親子で真似できるので、散歩で見つけた虫に「どこいくの?」と声をかける遊びが生まれます。

3歳|短い物語で、虫の動きと季節の一日を追う

虫が何をしているか、お話として楽しみ始めたら、文が少なめの物語も候補になります。虫の動きや夏の一日を描いた3冊を選びました。

『むしたちのうんどうかい』(得田之久・久住卓也、童心社)は、はらっぱで虫たちが運動会をする物語です。対象は3歳から、32ページ。はらっぱの種目ごとに虫たちの得意な動きが見えてくるので、読んだあと草地でバッタが跳ぶのを見ると、本の場面がそのまま思い出せます。

おすすめ商品 · 3歳からの虫の絵本

はらっぱで虫たちが運動会をする物語。出版社の対象は3歳から、32ページ。読んだあと、草地でバッタの跳ぶ姿を探す遊びに。

『セミくん いよいよこんやです』(工藤ノリコ、教育画劇)は、土の中のセミくんに「いよいよ今夜です」と電話がかかってくるお話です。出版社の対象は3・4歳から。羽化を「今夜のできごと」として楽しみに待つ形なので、夏の夕方に公園の木で抜け殻や登っていく幼虫を探す導入になります。

おすすめ商品 · 羽化を待つ夜の絵本

土の中のセミくんに「いよいよ今夜です」と電話がかかる物語。出版社の対象は3・4歳から、28ページ。夏の夕方に抜け殻や登る幼虫を探す前の一冊に。

『なつのいちにち』(はたこうしろう、偕成社)は、暑い夏の日にクワガタのいる山へ走っていく男の子の絵本です。対象は3歳から、32ページで文はとても少なく、絵が夏の空気を運びます。捕まえたい気持ちが強い子に向き、読んだあとは雑木林で木を見上げる遊びへ進めます。

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暑い夏の日、クワガタのいる山へ男の子が走る絵本。出版社の対象は3歳から、32ページで文はごく少なめ。雑木林へ行く前に読む一冊に。

『はらぺこあおむし』(エリック・カール、偕成社)を家に持っているなら、それも3歳向けの虫の絵本として十分に使えます。曜日ごとに食べて大きくなり、さなぎからチョウになる流れは、春にモンシロチョウの幼虫を見つけたときの話の土台になります。新しく買い足す前に、本棚にあるものを一度読み直してみてください。

4歳・5歳|一生と「探す」を知って、虫取りへ向かう

「どこにいるの?」「何を食べるの?」が気になってきたら、虫の暮らしを描く本を開いてみましょう。次の散歩で一緒に探す場所を、本の絵から相談できます。

『ぼく、だんごむし』(得田之久・たかはしきよし、福音館書店)は、ダンゴムシが自分の暮らしを語る、かがくのとも絵本です。出版社の表記は「読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学低学年から」。28ページ、26×24cmの貼り絵で、落ち葉やコンクリートを食べる場面も出てきます。読んだあとに植木鉢の下をのぞくと、本で見た食べ跡や丸まる姿を探せます。

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ダンゴムシが自分の暮らしを語る、かがくのとも絵本。読んであげるなら4才から、28ページの貼り絵。植木鉢の下をのぞく前に読む一冊に。

『かぶとむしは どこ?』(松岡達英、福音館書店)は、幼虫から成虫が飛び立つまでの一生を大きな画面で描いた絵本です。対象は同じく「読んであげるなら4才から」。クワガタとの力比べやメスとの食事の場面があり、樹液に集まる虫たちの関係が分かります。夏に雑木林へ行く前に読むと、木のどこを見るかが絵で頭に入ります。

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幼虫から飛び立つまでの一生を大きな画面で描く絵本。読んであげるなら4才から、28ページ。夏に雑木林へ行く前の一冊に。

『むしとりにいこうよ!』(はたこうしろう、ほるぷ出版)は、虫取りの天才のお兄ちゃんと歩くうちに、さっきまで見えなかった虫がたくさん見えてくる物語です。4〜5歳ごろの読み聞かせの候補です。この本の主役は虫そのものより「見つけ方」。外で探すときは、本に出てくる見つけ方を一つ試してみましょう。初めての虫取りの前の一冊に向いています。

小学生|写真で確かめて、図鑑と自由研究へつなぐ

実物の姿を詳しく見たい子には、写真絵本も候補です。一種類の虫の暮らしを追う本は、観察ノートや自由研究のテーマ探しにも使えます。物語や絵を好むなら、小学生になってもその楽しみ方を続けて構いません。

『ダンゴムシ みつけたよ』(皆越ようせい、ポプラ社)は、ふ化や脱皮の瞬間を迫力ある写真で見せる写真絵本です。出版社の対象は6歳・小1・小2で、35ページ。家でダンゴムシを飼っている子なら、本の写真と自分のケースを見比べる楽しみが続きます。

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ふ化や脱皮の瞬間を写真で見せる写真絵本。出版社の対象は6歳・小1・小2、35ページ。家で飼っているダンゴムシと見比べる一冊に。

『セミたちの夏』(筒井学、小学館)は、地上に現れたセミの暮らしと命の終わりを、写真で追う絵本です。出版社ページに対象年齢の表記はなく、文章は多めなので、小学生が自分で読むか、幼児には親が場面を選んで読む本です。命が終わる場面を含むので、読む前に一度親が目を通しておくと、子どもの「なんで?」に落ち着いて答えられます。

おすすめ商品 · セミの一生の写真絵本

地上に出てから命を終えるまでを写真で追う40ページの絵本。文章は多めで、小学生が自分で読むか、親が場面を選んで読む本。命が終わる場面があるので、親が先に一度目を通してから。

写真絵本で気に入った虫が決まったら、名前の調べ方は低学年におすすめの昆虫図鑑で、一種類を記録する方法は昆虫観察ノートの書き方で続けられます。

虫が怖い子・虫が苦手な親の虫の絵本の選び方

虫が怖い子には、まず表紙を見せて「これ、開いてみる?」と聞いてみます。絵なら見られる子も、動かない写真なら平気な子もいます。絵から写真、実物へと進ませる必要はありません。途中で閉じたり、好きなページだけ見たりして構いません。

親が虫を苦手なら、親が読める絵柄で選んで構いません。『てん てん てん』や『むしたちのうんどうかい』は虫が丸く描かれていて、読み聞かせる側の負担が軽い絵本です。写真絵本は子どもが自分で開く本にして、親はそばで「どこが面白い?」と聞く役に回れます。外での関わり方は虫が苦手な親の虫取りに、怖がる子の遊び方は虫が怖い子どもと楽しむ自然遊びにまとめています。

虫の絵本を読んだあとに外で探す虫・場所・月の対応表

「本にいた虫を見たい」と言ったら、季節に合う場所へ出かけてみましょう。探す場所と時期をまとめました。時期は関東の平地の目安で、地域や年によって前後します。必ず見つかるわけではないので、見つけた別の虫を眺める日になっても構いません。

表は横にスクロールできます。キーボードでは表を選んで左右キーで移動できます。

絵本外で探す虫探す場所見つかりやすい月探し方の記事
てん てん てんテントウムシ、チョウ公園の花壇、葉の上4〜6月、9〜10月テントウムシ観察
むしさん どこいくの?テントウムシ葉の裏、草の先4〜6月、9〜10月テントウムシは何を食べる?
むしたちのうんどうかいバッタ、コオロギ草地、河川敷8〜10月バッタの捕まえ方
セミくん いよいよこんやですセミの幼虫、抜け殻夕方の公園の木7〜8月セミの羽化を親子で観察
なつのいちにちクワガタ雑木林の樹液の木6〜8月親子でクワガタ採集
ぼく、だんごむしダンゴムシ植木鉢の下、落ち葉3〜11月親子でダンゴムシ観察
かぶとむしは どこ?カブトムシ樹液の出る木7〜8月カブトムシはどこにいる?
むしとりにいこうよ!公園の虫全般草地、花、木の幹5〜10月親子で初めての虫取り
ダンゴムシ みつけたよダンゴムシの脱皮家の飼育ケース通年ダンゴムシの飼い方
セミたちの夏セミの成虫、抜け殻公園の木、幹の低い所7〜9月セミの観察ガイド

読んだ本の虫が今の季節にいなければ、虫取り・昆虫観察カレンダーで、今月探せる虫の絵本へ入れ替えるのも一つの手です。冬に読んだ『かぶとむしは どこ?』は、夏まで本棚で待ってもらえます。

虫の絵本の読み聞かせでよくある質問

虫の絵本は何歳から読み聞かせできますか?

0歳向けの『てん てん てん』のように、出版社が0才からとしている絵本があります。この年齢は内容の理解より、言葉のリズムと大きな絵への反応を楽しむ時期なので、虫の名前を教えようとしなくて大丈夫です。出版社の「読んであげるなら」の年齢は読み聞かせの目安、「自分で読むなら」は一人読みの目安として分けて見てください。

虫が食べられたり、戦ったり、死んだりする場面がある絵本は避けた方がいいですか?

一律に避ける必要はありませんが、怖がるときはページを飛ばしたり読むのをやめたりして構いません。『かぶとむしは どこ?』のクワガタとの力比べや、『セミたちの夏』で成虫の命が終わる場面は、子どもが止まって考えるきっかけになります。子どもがページで手を止めたら、先を急がず「どう思った?」と聞くだけで十分です。年齢で線を引かず、命の終わりを扱う写真絵本は親が先に目を通し、今その子と読みたい内容かを考えましょう。

図鑑をもう持っています。虫の絵本も必要ですか?

買い足す必要はありません。虫が登場するお話を楽しみたいときに、図書館などで絵本も開いてみましょう。図鑑は見つけた虫の名前や仲間を調べる本で、絵本は一匹の虫の一日や一生を気持ちごと追う本です。図鑑で名前を知った虫を絵本で読み直すと、次に会ったときの見方が変わります。図鑑の選び方は持ち歩き昆虫図鑑おすすめと低学年におすすめの昆虫図鑑で扱っています。

読みたい虫の絵本が品切れや絶版で買えないときは?

まず近くの図書館の蔵書を調べてみましょう。貸出中なら予約や取り寄せができることもあります。月刊絵本から単行本になった本もあるので、書名だけでなく版を確かめてください。中古で探すときは、破れや書き込みの説明も確認します。

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